こばやし・しょう/オンラインの個別指導塾、学習塾のコンサルティングなどを手がける会社「キャストダイス」代表取締役社長。教育系のユーチューバーとしても活動。
「講義系」は、算数・数学と英語の文法が多め
独学や自学自習の強い味方になるのが動画を使ったオンライン学習です。といっても、どうやって選ぶかは悩むところ。「大学受験 教育系 YouTuberデータブック」を監修した学習塾経営会社代表の小林尚さんに、オススメの動画や効果的な活用法を聞きました。
勉強に関する動画は、YouTubeの「教育系」と呼ばれるジャンルに限って私が確認しただけでも、200~300本はあります。「こんな問題を解いてみた」などエンタメ要素が強いものが多く、勉強法や講義について正面から語っているものは、そのうちの50本程度だと思います。
勉強法では、授業中のノートの取り方や模試の解き直し方法を解説したり、自分が使った参考書のメリットとデメリットを紹介したりしているものがあります。本番までの努力目標を示し、受験生に発破をかけてくれるものもあるので、勉強の合間に見てやる気のアップにつなげてみてはどうでしょう。
講義系は、算数・数学と英語の文法が目立ちます。著作権の制約がある国語や、図表や画像などの資料が求められる社会・理科に比べ、板書と解説を中心に進めやすいことが理由です。
このうち算数・数学は、葉一さんの「とある男が授業をしてみた」が、学習指導要領に沿い、単元を積み上げる形での授業を配信しているので、体系的に学習することができます。英文法のオススメは「中学生の勉強応援『スタフリ』」(表①)。英数理社の配信をしていますが、英語は分詞や関係詞などつまずきやすい単元について分かりやすく解説していて、「最速50分で学べる中学英語の文法」というタイトルの動画もあります。社会では、現役の高校教員による「Historia Mundi」(表②)が、動画の内容とリンクしたプリントを自身のウェブサイトに載せ、無料で配布しています。