【台北=西見由章】台湾の総統諮問機関「国家安全会議」の呉釗燮(ごしょうしょう)秘書長は7日までに、中国軍が6日発射した潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の航跡を示す図をX(旧ツイッター)に投稿した。航跡図によるとSLBMは南シナ海北部で発射され、フィリピン・ルソン島北部と南太平洋の上空を通過して太平洋島嶼(とうしょ)国ナウルとトンガの中間海域に着弾している。
呉氏は発射されたミサイルについて、射程約7200キロとされる中国のSLBM「巨浪(JL)2」だとした。一部の中国メディアは射程1万キロ超の新型SLBM「JL3」だったとの軍事専門家の分析を伝えていた。
呉氏は投稿で「インド太平洋を不安定化させる挑発行為だ。中国は地域のいじめっ子であることを再び証明した」と非難した。
中国海軍は6日、原子力潜水艦が同日昼に、訓練用の模擬弾頭を搭載した戦略ミサイル1発を太平洋の公海に向けて試験発射したと発表していた。