ロレックスバブルは終了...しかし「最高値を更新するモデルも」ロレックス中古市場の現在地は?
――最近ではロレックス公式も「ロレックス認定中古」を導入するなど、メーカー側の動きも活発です。中古市場への影響はどう見ていますか? 辻野:市場全体への影響は限定的だと見ています。メーカーが真贋やコンディションを保証する安心感は、新しいユーザー層を呼び込むきっかけになるでしょうし、市場全体の信頼性向上にもつながると思います。 一方で、中古時計の価格は世界中の卸売市場やオークションなど、日々動く二次流通市場の取引によって形成されています。相場を追うには常に市場動向を見続ける必要があり、価格形成という意味では引き続き民間の流通市場が大きな役割を担っていくのではないでしょうか。
■時計という「第三の資産」が描く未来 ――最後に、これからのロレックス市場の展望について教えてください。 辻野:長期的には、市場はさらに拡大していくと思います。コロナ禍後のバブルを誰も予想できなかったように、10年、20年というスパンで見れば、また想像もつかないような高騰が起きる可能性もあります。 そもそも今の時代、時間が知りたければスマホを見ればいいわけですよね。それなのになぜ、数百年前と同じ機械式時計がなぜこれほど支持されているのか。それは、時計がただの道具ではなく、ファッションであり、工芸品であるもあるからだと思います。 今持っているモデルが、30年後にはヴィンテージとしてさらに価値を高めているかもしれない。そう考えると、やっぱり今の自分が本当に好きなものを大事に使うことが、結果的に一番いい未来に繋がるんじゃないかと思います。 ■インタビューに登場したモデル以外にもロレックスがずらり
猿川佑