私が時間外・深夜診療を始めたのは

平成10年(1998年)3月でした

既に述べた通り 

たまたま連絡をくれた急患がキッカケでした

それから令和6年(2024年)11月までの25年間

殆んど休むことなく続けてきましたが

息子が歯科医になって以降は

(たまたま私が遠出していて)

診療できない場合であっても 

息子に連絡を取り対応させて来ました 

令和6年12月には 

銀座歯周病デンタルクリニックでの診療に

一本化致しましたので 

急患の電話を受ける度に 

車に乗って20分で出勤し対応しています

医療法人として登録している三ノ輪歯科で 

私は理事長でしたが 

息子に全て譲渡した現在は 

息子が理事長となっております

同じ歯科医師であっても ”方向性” は異なります

要するに興味のあることが全く違っております

私が従来三ノ輪歯科で標榜しておりましたのは 

①患者が困っているときには即時に対処する

②通院期間(回数)を少なくする

③休診日なし

ということでした

こういったことは他所(他の歯科医院)さんとは

相容れないことでした

即ち 健康保険制度上は

時間外加算・深夜加算・休日加算(+処置加算)

との間に 

そして 他所の歯科医院とは

診療時間・休診日のことで

足並みを揃えられないということで

軋轢を生む原因になっておりました

1995年に歯科医師免許を取得して以来30年 

保険医として診療に当たって来ました

ひよっ子の歯科医が一人前になるのには 

健康保険制度は必要不可欠な物であり 

この制度には本当に助けられましたし 

とても感謝をしてもおります 

この制度がなかったならば 

多くの患者を受け入れることも

出来なかったであろうし 

それ故 

ウデを磨くことも儘ならなかったであろうことは

想像に難くありません 

当初は感謝の連続であっても 

十年経ち 二十年経って来ると 

”力量の差” を一切評価して貰えない

(その代わり責任を追及されない)

この制度に不満も出て参りました

”治療結果を訴追されない”この制度の上で

安閑と(安心して?)日々仕事が出来ることに 

日々緊張感も薄れて行ったことも事実です 

やはり

『自分のやった治療の責任は

自分で取らなくてはいけない』

のではないか…

という思いが大きくなって来ました 

治療は道理です 

ちゃんと治療しさえすれば 

その治療は永続的に持つ(機能する)はずです 

そうでなければ 

やはり治療に問題があると言わざるを得ません 

歯科治療は戦いです 

患者との ではなく 

悪化した患者の口腔との闘いなのです 

そこにあるのは 勝つか負けるか 

患者を満足させられるかさせられないか 

ということです 

満足させて初めて勝負に勝ったことになるのです 

勝負する相手が(患者ではなく)

患者の口腔状態であるのですから 

治療(結果)がうまく行かなかったら 

全てが歯科医の責任であり

「患者が悪い」ということにはなりません 

ですから (歯科医にとって)不幸にして

いい結果が得られかったら 

歯科医の負け 

治療費を返金しなければならない 

と考えます

AD