米最高裁、トランプ氏のわいせつ行為を認めた下級審判決を支持 8億円超の損害賠償が確定
【ワシントン=杉本康士】米連邦最高裁は29日、元コラムニストのジーン・キャロルさんが約30年前にトランプ大統領から性被害を受けたとして損害賠償などを求めた民事訴訟で、トランプ氏の上訴を棄却した。トランプ氏によるわいせつ行為と名誉毀損(きそん)を認め、500万ドル(約8億1000万円)の支払いを命じた下級審の判決が確定した。米メディアが伝えた。 トランプ氏は29日、キャロルさんとは一度も会ったことがないと改めて主張し、「このような不正義はあってはならない」とSNSに投稿。「ばかげた名誉毀損の主張と戦い続ける」と強調した。 キャロルさんは1996年ごろ、ニューヨーク市内の有名百貨店の試着室でトランプ氏から強姦されたうえ、その事実を2019年に公表した後、トランプ氏から「詐欺」と否定されて名誉を傷つけられたと訴えていた。23年のニューヨーク連邦地裁の評決では、わいせつ行為と名誉毀損を認めたが、トランプ氏による強姦は認めなかった。