具材を入れ終えたボウルをスタッフに渡したら、スープの辛さを指定し、会計へと進む。
なお、量り売りの具材を選んだ後に、1品+150円の「あとのせトッピング」も選ぶことができる。そのため、ショーケースの具材を欲張りすぎると後々、後悔してしまう可能性が高いので注意が必要だ。
スープの辛さは0辛〜10辛まで選択可能で、5辛までは無料。それ以上や、スープの変更、麺の変更には追加料金がかかる。 価格を抑えたいなら、5辛以内を選び、スープや麺は変更しないのがおすすめだ。
何も気にせず欲望のまま注文すると...
麻辣湯好きで、「七宝」常連歴5年の筆者は、普段は会計が1500円以内に収まるよう具材を選んでいる。
ところが今回、担当編集者から「話題の投稿のように、何も気にせず欲望のままにトッピングしたらいくらになるのか検証してみてください」と提案されたため、今回は特別に、価格を一切気にせず具材を選んでみることにした。
選んだ具材は、舞茸、しめじ、白キクラゲ、黒キクラゲ、白えのき、ブンモジャ、チンゲン菜、小松菜、ほうれん草、空心菜、白菜、ブロッコリー、長ネギ、小籠包、翡翠団子、水餃子、肉入りワンタン、生姜入り鶏団子、エビ団子、魚卵団子、ごま団子、彩虹巻団子、餅米焼売、ヤングコーン、揚げパン、湯葉、ソーセージ、うずらの卵。
さらに、羊肉、モッツァレラチーズ、パクチー、エビを「あとのせトッピング」で追加注文。
会計後、約10分で麻辣湯が運ばれてきた。
追加料金を払わない場合、麺は中太の春雨が基本。もちもちとした食感で、スパイスの効いたスープがよく絡む。春雨は一般的な中華麺よりもカロリーを抑えやすいとされており、ヘルシー志向の人にも人気だ。
スープは1辛でも、スパイスが効いた辛さがガツンと感じられ、旨みもあるため、スープを飲むだけでも満足感がある。辛いものが苦手な人は、0辛にしたほうがいい。
公式ホームページによると、鶏や豚を丹念に煮込んだスープに、30種類以上の薬膳スパイスを組み合わせて作られているとのこと。その薬膳のほとんどは中国では漢方薬として使われているもので、痩身や健胃などのデトックス効果も期待できるのだそうだ。
さらに、風味をプラスしてくれる刻みにんにくや生姜、辛さをまろやかにしてくれる黒酢、シビレのある辛さが増す花椒油など、卓上にある調味料を使うことで無料で味変もできる。
値段を気にせず注文した結果は?
価格を気にせず好きなだけ具材を選んだ結果……会計は2869円だった。2000円は超えたものの、3000円以上にはならなかった。これを「思ったより安い」と見るか「高い」と見るかは判断が分かれそうだが、食べ盛りの男子高校生ならさておき、成人女性だとこのくらいが限界かもしれない。
だが、2000円台になるとかなりのボリュームで、一人で食べ切るには相当な量だったし、経験として面白いものがあった。
ちなみに、「あとのせトッピング」をしなかった場合の会計は2269円。つまり、「七宝」の場合は、大食いな人ではない限り、“自由に具材を選んでも4000円を超えるケースはかなり少ない”との検証結果に至った。
流行の理由は食べてみないとわからない
もちろん、店舗によって料金システムは異なる。他店舗では最低注文重量が設定されていることもあり、そうした店では価格を抑えにくい場合もあるだろう。しかし、システムを知らなかっただけで4500円になってしまうケースは、やはりかなり珍しいと考えられる。
そもそも麻辣湯は、具材を欲張らなければ1000円台前半に収めることも十分可能な食べ物だ。選ぶ具材を工夫すれば、1000円未満で楽しめる可能性もある。健康面も申し分なく、具材の選び方次第で野菜やたんぱく質をしっかり摂ることができ、春雨を選べば比較的ヘルシーに楽しめる麺料理でもある。
「若者の食べ物だから」「システムがよくわからないから」と敬遠してしまうには惜しい魅力がある。これまで足が向かなかった人も、麻辣湯ブームが続くうちに、実際に一度味わってみてほしい。