【高校野球特集企画】全国制覇から10年 5年ぶり夏の甲子園出場を目指す「作新学院」
作新学院がアメリカ・メジャーリーグ、ヒューストンアストロズで活躍する今井達也投手をエースに全国制覇を果たしてから2026年でちょうど10年。 6月に行われた2026年の夏の県大会組み合わせ抽選会。 シードチームの山組みを決めるくじ引きで1番を引いた、キャプテンの3年・澤村友真選手。 去年の夏の大会準決勝では、先輩に混ざり2番でスタメン出場し3安打の猛打賞を記録。 その打撃は2026年も健在で、チームのリードオフマンとして活躍が期待されます。 作新学院3年・澤村友真主将: 「甲子園出場を目標にしていると甲子園に行くことはできない。甲子園で戦えるレベルで自分たちは練習しないと、栃木県も勝ち抜くことはできないと分かっている」 埼玉県出身の澤村選手は、社会人野球の強豪・日本通運で監督を務め、甲子園の舞台でも活躍した幸明さんを父に持ちます。 作新学院3年・澤村友真主将: 「最後の夏になるが、なんとか父にも自分が甲子園に出ている姿を見せたい。チームとしても甲子園で戦うところを目指してやっていきたい」 作新学院は最後に優勝した2021年まで、大会10連覇と夏に無類の強さを発揮しましたが、それ以降は夏の甲子園の出場から遠ざかっています。 その悔しさを糧に5年ぶりの優勝を目指すチームの中で、一際大きな声で盛り上げる選手がいました。3年の上野大翔選手です。 作新学院はキャプテンを2人で分担する制度を採用していて、春の大会では上野選手がキャプテンを務めました。 作新学院3年・上野大翔選手: 「自分の言葉でどれだけチームの士気を上げていけるか考えている。声のトーンや言葉選びを意識してチームが良い方向に行く気持ちでやっている」 上野選手は長打力が魅力で打撃の核を担っています。 ベスト8だった春の県大会では、出場した全ての試合で3番を務めると、全試合でヒットを記録する存在感を見せました。 作新学院3年・上野大翔選手: 「(甲子園制覇から)10年経つが4年連続で行けていないので、先輩たちのためにも『自分たちが甲子園』という気持ちでやっている。今年必ず甲子園で勝ちます」 一方、黙々と調整する3年の右腕・後藤遥斗投手です。 春はエースナンバーの背番号1を背負い、夏こそはと静かに闘志を燃やしています。 作新学院3年・後藤遥斗投手: 「春の大会は自分のフォアボールなど、自分の失点が多く青藍泰斗に負けてしまった。5年ぶりの甲子園を自分が導いて、相手チームの投手には負けたくない」 同じ右腕で、無名の存在から大会で急成長を見せて、一気に甲子園優勝まで駆け上り、今やメジャーで勝利を重ねる今井投手の存在が大きな刺激となっています。 作新学院3年・後藤遥斗投手: 「作新学院からメジャーリーグというすごいところに行っている先輩がいるので、自分たちも負けられない思いでいる」 今年度チームには、大きな変化がありました。 全国優勝に導いた名将・小針崇宏監督が2026年春の県大会で約1年ぶりに復帰したのです。 その小針監督の隣に立ち、ノックのボールを出したり、練習の合間に綿密にコミュニケーションをとる部員。 学生コーチの3年・森田蓮さんです。 作新学院3年 学生コーチ・森田蓮さん: 「小学1年生から野球を始めたので選手を続けたい思いはあったが、選手以外の道でもっと輝けるのであればその方が良いと自分なりの解釈ができたので覚悟を決めてやっています」 2年の春の大会まで選手登録でしたが、その後、小針監督に可能性を見出され、コーチに転身しました。 監督、選手の両方を支える助監督として最後の夏に挑みます。 作新学院3年 学生コーチ・森田蓮さん: 「監督が戻ってきてくれてさらにチームもより引き締まった。この夏の大会の結果で一番恩返しができるかなと。まず結果を残して甲子園でもまた勝ちを積み重ねられればと思う」 チームはこの日、茨城県の水戸第一高校と練習試合を行いました。 初回から攻撃を意識して、得点を積み重ね、夏に弾みを付けました。 作新学院3年・澤村友真主将: 「10連覇とは違う新しい作新の時代を作り上げたい思いがある。開幕までの期間で一段階も二段階もベルアップできるようにやっていきたい」
とちぎテレビ