ヤクルトドラ6・石井巧 中大時代もプレーした神宮でプロ1号「大学時代は1本も打ったことない」
◇セ・リーグ ヤクルト1―12DeNA(2026年7月4日 神宮) ヤクルトのドラフト6位・石井巧内野手(24)が3回、通算30打席目でプロ初本塁打となるソロを左中間へ運んだ。「初球から積極的に打ちにいくことができた。入ってくれてよかった」と150キロの直球を捉えた。 神宮を舞台にリーグ戦を戦う東都大学野球の中大出身。作新学院(栃木)では強打の内野手として甲子園8強にも貢献したが、大学4年間は0本塁打だった。3学年上がDeNA・牧、1学年上が阪神・森下。今では球界を代表する右打者へと成長した先輩たちの近くで研さんを積んだ。 この球場には特別な思いもある。3年春の東洋大との入れ替え戦では中前へサヨナラ打を放ち、1部残留を決めた。一塁ベース付近で号泣。「入れ替え戦ほど緊張する試合はない。プロに入ってからもそう思います」。1部と2部の実力差が小さく、「戦国東都」と言われるリーグならではの経験が今に生きている。勝ち続けなければ立てなかったグラウンドで見事な一発。成長した姿を見せ「大学時代は1本も打ったことないので、うれしい」とうなずいた。 7回の第3打席ではこの日2本目となる中前打をマーク。「今まで通りの試合前の準備っていうのを大切にしてこれからもやっていきたい。与えられたところでしっかり仕事したい」とさらなるアピールへ、闘志を燃やした。