水野達稀(たつき)さん(21)
10月11日のプロ野球ドラフト会議で日本ハムから3位指名を受けた。高校3年時に甲子園に出場。社会人野球では精神面も鍛え、都市対抗野球大会や日本選手権で活躍した。「長く現役を続けられるように結果を出したい」と飛躍を誓う。
香川県丸亀市出身。高校は父や祖父と同じ丸亀城西(旧丸亀商)に進学した。頭角を現したのは2年生の頃。当時は169センチと小柄だったが、バットをボールの下に入れて回転をかけるようなイメージで打つと飛距離が伸びた。打球に角度が付くようになり、本塁打の数が増えていった。元々、大舞台に強く、高校生の本塁打記録更新を目指していた清宮幸太郎選手=現日本ハム=擁する早稲田実業との招待試合でも2年生ながらホームランを放った。
迎えた3年生の夏。香川大会決勝の高松戦では、決勝点となる適時二塁打を含む3安打を放つなど持ち前の勝負強さを発揮し、チームを13年ぶりの甲子園へ導いた。しかし、甲子園初戦の日南学園戦は4打数無安打。肩に力が入り、気が付いたら試合は終盤だった。相手投手にわずか99球で完封され、試合時間は2時間足らず。甲子園の夏はあっという間に終わった。「何もできずに悔しい」。このままでは終われないと思った。
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