【高校野球】日体大荏原・小林壱真が公式戦初完投&初本塁打の大暴れ「喜びを両親に伝えたい」バッテリーのアベックアーチで初戦突破
◆第108回全国高校野球選手権東東京大会▽1回戦 日体大荏原12―3東京実(6日・神宮) 【トーナメント表】東東京大会 日体大荏原のエース、サイドスロー右腕の小林壱真投手(3年)が3失点完投勝利を挙げた。バッテリーを組む石井晴健捕手(3年)と公式戦初アベックアーチを放つなど、投打で躍動して東京実を下した。 初回、味方の失策も絡み2死二、三塁からDH・飯田健志(1年)に右前へ2点適時打を許した。それでも「打ちとる野球にエラーはつきもの」と心を落ち着かせ、後続を内野ゴロに打ち取った。 すると2回1死二塁、小林自ら相手先発・藤田徠蓮投手(3年)のカーブを捉えて左翼席へ運び、試合を振り出しに戻した。「打った瞬間はどうかなと思ったが、見たら審判が手を回していた」と公式戦初本塁打に驚きながらも、喜びをかみしめてダイヤモンドを一周した。 その後は打線が波に乗り6―2で迎えた7回2死二塁、今度は女房役の石井が直球を打ち返して左翼席へ2ラン。ベンチからは「さすが主将」と賞賛の声が上がり、石井は「(公式戦で)本塁打が初めてだったので、打った瞬間は全然分からなかった」と驚いた様子で一発を振り返った。チームは大量12得点。小林は9回を3失点で投げきり、こちらも公式戦初の完投勝利。「この喜びを両親に伝えたい」と笑みをこぼした。 エースナンバーをもらったのは開会式前日の3日。「夏は自分がもらいたいなっていうのは思って頑張ってきた」とチームを背負う覚悟はできていた。6月に入ってから投球フォームを変えるなど、試行錯誤を重ねてベストのスタイルを見いだして好投。「バッテリーが弱点だった」と話す本橋慶彦監督も「今日の1勝は自信になると思う」と舌を巻いた。 エースの初完投、初本塁打で勢いづいたチームの次戦は15日に葛飾野と聖学院の勝者と2回戦を戦う。小林は「目標は甲子園出場です」と目を輝かせた。
報知新聞社