62チームの熱戦 岐阜大会が4日開幕 県高野連役員の見どころは
夏の甲子園を目指す第108回全国高校野球選手権岐阜大会は4日、開幕する。67校62チームが4ブロックに分かれて熱戦を展開する。県高校野球連盟の役員8人が見どころを語った。(選手名は敬称略)(板倉吉延) 【写真】◆座談会の参加者 専務理事・小川信和(岐阜各務野)▽常務理事・三平洋介(武義)▽同・松井純平(関商工)▽同・名張雅人(県岐阜商)▽岐阜支部長・岩田拓弥(羽島北)▽西濃支部長・西川雅也(大垣日大)▽中飛支部長・篠田祥史(東濃)▽東濃支部長・梨ケ瀬肇(多治見工)=敬称略 ■Aブロック 大垣日大に選抜経験左腕3投手 F 第1シードの大垣日大は、今春の選抜を経験した竹岡、谷之口、中村の左腕3投手がいる。それぞれ安定しているが、要所は竹岡という形になるだろう。どの学校も暑さの中で投手陣をどれだけ消耗させないかが鍵になる。 春の西濃地区大会で優勝した第2シードの大垣商は総合力が高いエース加藤、直球に切れがある門脇の両投手が中心だ。今年から母校に戻った大場裕介監督にとっては初めての夏となる。 G 開幕試合に登場する加茂農林は、春の中濃飛驒地区大会決勝で、その後の県大会で4強に入った帝京大可児を破っている。主将で内野手の林虹や捕手の纐纈など、1年生時から出場していた選手が多い。経験を生かして食らいつきたいところだろう。投手は横山、渡辺青、竹腰の3枚がそろっている。4月に監督が代わったので、チームの変化にも注目したい。 E 岐阜工は打線に力があり、チーム打率が高い。強肩の捕手の真鍋、主将で内野手の北川らが攻撃の主軸となる。 ■Bブロック 昨夏の覇者、県岐阜商の投手力 E 昨夏優勝の県岐阜商の投手力は県内トップクラスだ。エース柴田が中心だが、左腕の豊吉ら好投手が複数いる。昨夏の甲子園経験者がセンターラインを固めているのも強みだ。 F 海津明誠はエース伊藤士が柱。打撃では身長186センチでDHに入る伊藤蒼に長打が期待できる。4月からベテランの高木司監督が就任し、春の県大会は8強入りした。采配が勝ちにつながった試合もあった。 H 中津商は昨秋の県大会で8強。準々決勝で岐阜城北に接戦で敗れたが、高い守備力をみせた。大蔵と三浦の両投手を軸に守備でリズムをつくって、ロースコアの試合をものにしたい。 G 関は捕手の山田皇、内野手の奥田、外野手の佐伯のセンターラインが昨年からのレギュラーとして残る。豊富な経験を生かしたい。 D 昨夏は連合チームだった不破が単独出場する。選手12人で野球経験が浅い選手もいるが、チアリーダーが結成されるなど、学校全体で大会に臨もうとしている。 ■Cブロック ノーサイン野球で挑む岐阜北 G 昨夏は準優勝だった帝京大可児は、昨年からのレギュラーである外野手の池田、内野手の細江がチームの主軸になった。春の大会でエースナンバーをつけた2年生の所は制球力がある。 H 中京は春の県大会で、県岐阜商に1点差で敗れた。打線は2安打に抑えられ、夏に向けて攻撃力を課題としてきたという。エース鈴木と西岡ら投手陣は安定しているので、いかに得点するかが鍵になるだろう。 E 岐阜総合学園は、春の県大会は初戦で敗れたが、昨秋の県大会で3投手の継投で県岐阜商に競り勝つなど、総合力がある。夏も継投のタイミングなどが勝敗の鍵になるだろう。 岐阜北は、監督が攻撃の指示を出さないノーサイン野球を展開する。個々の選手の判断で戦う姿勢に注目したい。主将でエースの田中渚が投打の中心。内野手の西田の打撃にも期待したい。 岐阜聖徳学園の内野手の大橋に長打力がある。大橋の前に走者をためることができれば、大量得点も期待できる。 ■Dブロック 関商工×土岐商の初戦、好カード E 春の県大会で4強の岐阜城北は、エース与那覇が投打の中心として活躍が期待される。主将で内野手の今井健や捕手の滝戸ら昨夏も出場した選手たちがセンターラインを固めていて守備力も高い。 H 多治見工は守備力が高いチームで、春の東濃地区大会から県大会の準々決勝まで投手中心に勝ち上がった。春は制球力があるエース武知が全試合を投げた。夏は各チームが打力を上げてくるので、投手陣の継投と攻撃力のアップが課題になるだろう。 G 昨夏、昨秋ともに県大会で4強に進んだ関商工は、この春の県大会ではエース左腕の小川がけがで戦列を離れていたこともあり、2回戦で敗れた。夏は無事に復帰して活躍を期待したい。 H 関商工と土岐商の初戦は好カードだ。土岐商は多治見工と似たスタイルで、攻撃に派手さはないものの、投手を中心に守備で粘り強く戦う。直球に力があるエース村上の活躍が期待される。見応えのある一戦になるのではないか。
朝日新聞社