ブラジル出身騎手フランシスコ・ゴンサルベスが驚いた日本の競馬場の光景
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◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」 99人目の挑戦者は、これまで取材したどの外国人騎手より意欲的だった。6月28日まで日本で騎乗したフランシスコ・ゴンサルベスにはホームシックなど皆無。「せっかくパート1国に来られたので、可能な限りアルゼンチンには帰りたくない」とキッパリ言い切った。 JRAには「短期免許」というシステムがある。国際親善並びに競馬技術の向上、競馬の健全な発展を目的に、外国騎手に中央競馬で騎乗する資格を1か月単位で1年間に最大3か月交付される制度だ。ブラジル出身の愛称「ゴンちゃん」は24年シーズンまで7年連続でアルゼンチンのリーディングを獲得し、延べ99人目の短期免許者となった。 これまで来日した海外騎手に日本の印象を聞くと、大半はレース、馬のレベルの高さや施設の充実を挙げるが、競馬先進国ではない彼の視点は、やはり少し違った。「若者が競馬場にいるのに驚いた。海外は年配が多く、馬に興味がない人が増えているなか、あれだけのファンがいて、入場制限をして入れない人までいた。日本の競馬はずっと続いていきそうだと感じた」。趣味、娯楽の多様化が指摘される昨今、JRAも売り上げやファン層の維持、拡大に力を入れているが、ゴンサルベスの目には「安泰」と映っていた。 今後はスペインで騎乗し、8月は日本に戻って南関東の地方競馬に参戦。その後は中東遠征も計画中だという。「たくさんのお客さんがいると、精いっぱい頑張りたいという気持ちになる」とアスリートとしての本能も刺激された今回の来日。1994年に始まった短期免許は、創設当初の狙い通り、競馬の健全な発展にひと役買っている。(中央競馬担当・西山 智昭) ◆西山 智昭(にしやま・ともあき) 2001年入社。12年から中央競馬担当。
報知新聞社
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