バンダイチャンネル攻撃の男子生徒「企業に恨みはない」、趣味の通信解析中に「偶然会員情報が見えた」
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アカウント攻撃は「ログインできるのがたくさんあったから」
動画配信サービス「バンダイチャンネル」にサイバー攻撃を仕掛けたとして、高校1年の男子生徒(15)が偽計業務妨害容疑で逮捕された事件で、生徒が「被害企業に恨みはなかった」と供述していることが警視庁幹部への取材でわかった。通信解析が趣味で、攻撃プログラムを自作していたといい、同庁が詳しい動機を調べている。
同庁幹部によると、男子生徒は独学でプログラミングを学び、同チャンネルを運営する「バンダイナムコフィルムワークス」のサーバーの
6月13日に同社への不正アクセス禁止法違反容疑で逮捕(処分保留)された際には、捜査員に「通信解析をしていたら、偶然会員情報が見えた」と説明。今回の容疑については「ログインできる(会員の)アカウントがたくさんあったからやった」と話したという。
中高生が自作のプログラムを悪用する事件は相次いでいる。生成AI(人工知能)の技術を悪用し、携帯大手「楽天モバイル」の通信回線を不正契約したとして昨年2月に逮捕された男子中学生は、不正接続と契約を行うプログラムを開発。調べに「高度な犯罪を実行して注目を集めたかった」と供述した。
こうした中高生は、ゲーム愛好家らが連絡に使うSNS「ディスコード」などで技術を披露し合っている。今回の男子生徒もディスコードを利用しており、参加するグループには、昨年12月にインターネットカフェ運営会社にサイバー攻撃を仕掛けたとして逮捕された高校生もいたという。
サイバー犯罪は低年齢化しており、警察庁によると、昨年1年間に不正アクセス禁止法違反容疑で摘発された248人のうち81人(32%)が10歳代だった。
警視庁幹部は「安易な気持ちで行ったことが企業に多大な被害を与え、大きな影響を及ぼすことを忘れないでほしい」と話している。