阪神・村上頌樹、駄目押しソロの前川は「本当に打ってくれるとは思っていなかったのでびっくり」 雨中で粘って7勝目
(セ・リーグ、阪神6-4広島、12回戦、阪神6勝5敗1分、5日、甲子園)雨にも負けず、ぬかるんだ足場にも負けず。カープ打線の執念にも負けない阪神・村上頌樹投手(28)が粘りの投球を披露した。6回1失点で、東(DeNA)に並ぶ今季セ・リーグ最長の9試合連続クオリティースタート(QS)を記録。今季7勝目をつかみ、ヒーローインタビューで喜びの声を届けた。 「床田さんは本当にいいピッチャー。粘り強く投げていけば勝ちにつながるかなと思っていたので、粘り切れてよかったと思います」 2週連続のスライド登板。相手先発は1週前と同じ好投手の床田だった。立ち上がりに苦しみ2本の安打と盗塁で1点を失ったが、即座に修正。二回以降は本塁を踏ませなかった。 正念場は同点の四回。自身の失策が絡み1死満塁のピンチを迎えた。雨脚が強まり、マウンドに土を入れる悪条件の中だったが、床田をカウント1-1から内角直球で詰まらせ、二塁手・中野の好守もあって本塁併殺打。最大のピンチを無失点で切り抜けた。 五回には「頼むから打ってくれ」と願った奈良・智弁学園高の後輩、前川のソロ本塁打などで勝ち越し。「本当に打ってくれるとは思っていなかったのでびっくり」と後輩への愛のいじりを披露し、雨の中で声援を送った虎党を沸かせた。 「先発としての役割を果たしたいと思っていますし、もっとテンポ良くいければ良かったかなというところもある」 雨にも悪条件にも屈しなかった一方で、自身には一層高い基準を求めた。虎のエースの視線はすでに次のマウンドを見据えていた。(萩原翔)