人生で一番好きなドラマはアンナチュラルで、もう何周見たのかも忘れた。ラストマイルは2回映画館に行った。MIU404ももちろん好き。ただ関わるスタッフの思想まで好きになれるかというと、それはまた別の話なんだと思う。ジブリも好きだが、宮崎駿の思想まで理解できるかと言うと全くわからないし、常人には理解できないからこそ生み出される作品がおもしろいのかもしれない。
前述したドラマアンナチュラルの脚本家、野木亜紀子もその一人で、もちろん思想はよくわからないなと以前から思っていた。嫌いになりたくないためXもフォローせず、なるべくポストも見ないように心がけていた。が、最近のXのおすすめタブは見たくないものを嬉々として出してくるため、読まなければよかったものをつい読んでしまった。内容としては今話題の佐藤二朗と橋本愛のトラブルに言及するものであった。
ここからは野木氏のポストを引用しながら、内容に言及していく。
俳優バッシングがあまりに加熱しており、一俳優が負うべきではないことまで非難されているので見ていられない。私は本作品とは無関係のフリーランス脚本家ですが、業界の片隅にいる人間として少々知見を述べます。
※いまの時点でテレビ局と男性俳優事務所から声明が出ており、それら内容はある程度事実だと勘案した上での話です。文春に書かれていることを男性俳優側は否定していますし、私はそこをジャッジする立場にありません。以下はあくまで私が知る限りの、映像制作現場における一般的な話です。
フジと男性俳優側の事務所の双方の意見を勘案した上での主張らしい。それを踏まえた上で読んでいこうと思う。
トラウマという言葉が先行しているせいで話がこじれているけれど、トラウマ関係なく、「台本にない、アドリブでの身体接触は事前に言ってほしい」と役者が言うのは現代において特段珍しい話ではない。(今は演劇のワークショップでも身体接触については事前に説明することが多い)
「これは一般的な知見を述べただけ」と言い訳される可能性はあるのだが、ここですでに野田氏は「勘案した」のにも関わらず、2点ほど事実を歪めていると感じた。詳しく説明していく。
橋本氏側は「身体接触は事前に言ってほしい」とは言っていない。彼女らは「キスシーンやベッドシーンに制約がでる可能性がある」「日常動作のお芝居には問題はない」とフジテレビに伝えたのみである。これを「台本にない身体接触は事前に言ってね」と翻訳するのはかなり無理筋ではないかと思う。
また、「アドリブでの身体接触」というのも事実誤認で、佐藤氏側の主張では「佐藤の指が橋本氏の顎に触れてしまった」としている。いわば事故的な接触だったということである。
私は夫婦別姓刑事は見ていないが、あの作品がコメディであることから、橋本氏が「運転をしているのに目を瞑って口を開けるというボケ」をした際に佐藤氏がツッコむという流れだったのだろうと推察する。佐藤氏がツッコミの際に指を立ててボケに向かって振るシーンはなにかの作品でも見たことがあるため、そのような雰囲気かなと想像する。
ドラマや映画において、夫婦だから接触しないといけないかというと、それは作品の設定と解釈次第。台本にないアドリブなのであれば、その接触が本当に必要かどうかをジャッジするのは演出(監督)の領分。役者のアドリブを優先するとしたら、一回目はともかく、共演相手から意見を受けたら対応が必要で、双方の芝居の許容範囲を探って現場をまとめるのは演出とプロデューサーの仕事。
私は「双方の芝居の許容範囲を探る」に関してはフジ側は一応対応した認識である。話し合いの場を設け、後に肩と腕以外の接触は事前確認となったと佐藤氏事務所の声明にも記載があった。
接触禁止!ではなく、肩と腕はOKで他は相談となったのだし、「肩と腕以外の接触は事前に相談する」程度のレギュレーションで女優失格だというのなら、世界中の多くの女優が失格になってしまう。レギュレーションがなくても、体に触っていいか事前に相手に確認する男性俳優もたくさんいる。女性に限らず、NG項目がある男性俳優だって存在する。
ここでも野田氏は曲解をしている。
佐藤氏は「過去の心の傷は最大限、尊重されるべき社会だと心から思うが、トラウマがあって夫婦役を演じるなら先に状況を相手に共有すべきである事、その状況が続くなら俳優を続けるべきではないのではないかと僕個人は思います。」と伝えたのであって、「お前は女優失格である」とは一言もいっていない。事実、1度目以降は佐藤氏は身体接触を行なっていない。佐藤氏が「身体接触NGであれば即座に女優失格」という認識なのであれば、レギュレーションに違反して引き続き身体接触行なっていてもおかしくない。が、実際にはしていない。佐藤氏側の主張を歪め、間違った認識を広めた野田氏の「女優失格」という言葉はかなり危ういと感じた。
女性俳優側は事前に身体接触NGの可能性を話し、わかった上でプロデューサーが起用したなら、番組側の責任。女性俳優側が「男性俳優本人に伝えるかどうかは任せます」としたのは、演出なりプロデューサーが現場をコントロールしてくれると信じてのことだろうし、そういうのはよくあること。というか、普通はそう。俳優同士が直接NGを伝えたりクレームを言い合うなんて事態は、現代においてそうそう起きない。(そこを押さえきれていればなぁ!)
「演出なりプロデューサーが現場をコントロールしてくれると信じてのこと」というのは野田氏の想像でしかない。佐藤氏の事情や心情は想像せず、事実まで歪めているにも関わらず橋本氏側の心情は想像してくれるなんて、非常にお優しい方である。一方に肩入れしてると思われても仕方がない。しかし野田氏自身はあくまで「公平な目で見て、勘案した」と主張している。
男性俳優事務所の声明によると、クランクインの三ヶ月前にプロデューサーと男性俳優のマネージャーが相談して、男性俳優本人には伝えないことに決めたと書かれている。つまり番組側が「伝えなくてもこのドラマなら大丈夫だろう」と作品性を含めて判断したということなので、この点において女性俳優側が責められる謂れはない。
いや、謂れはある。橋本氏側が伝えたのは、(佐藤氏側がフジテレビから又聞きした内容を全て正とするのであれば)前述の通り「ベッドシーンやキスシーンに制約が出るかも」「日常動作の演技であれば問題はない」ということである。手がたまたま当たる、指が当たるのようなことですらトラウマを発症するような状況であるのであれば、橋本氏側が事前に伝えるべきは「体に指一本当たることですらトラウマを発症する可能性がある」である。そういっていたら佐藤氏側も「ええ!?お芝居の過程で触ってしまうかも!佐藤に伝えておきます!!」となったであろうことは想像に容易い。(野田氏も散々橋本氏側に寄り添った想像を膨らませているので私も多少の想像はさせてほしい)
SNS上で、女性俳優の大河ドラマでの抱擁シーンなどが切り取られているけれど、役者んだから台本にあったらやるだろうし、もし台本になかったならば、事前に相談した上で撮影しているのだろう。観客が見ている完成映像は普通、役者と演出がOKした末に撮影された映像んだから、単純に並べて「このドラマでは接触してるのに、こっちはダメなのか!?」というのは筋違い。
筋違いというか、拡散されている大河ドラマなどは「ベッドシーンやキスシーン」などに包含される要素のあるものなので、橋本氏側から「制約が出る可能性がある」と事前に言われている以上、そりゃ相談したし、できただろう。それに対して今回発生したのは「顎に指が当たった」という事故であるため、まさかそれが「ベッドシーンやキスシーン」に当たるとは誰も思わない。確かに大河ドラマの指摘も筋違いだが、この反論も筋違いではないか。
ちなみに野木氏のポストでは言及されていないが、ハリウッド俳優の肩抱き写真もあった。だがあれに関してはレギュレーションで決まった「肩と腕はOK」にギリ入るのかも?とか、「まぁ海外の人だしな」と許せることってあるよなと私は思ったため、特に主張したいことはない。帰ってからゲロ吐いてるのかもしれないし。
本件はあくまで、撮影段階での手続きの話なのだから、完成映像を比較しても意味ないです。レギュレーションや事前の打ち合わせが存在しても、役者さんたちは本番で自然にお芝居することができます。今回の男性俳優さんだって当然ながらできるでしょうし、これまでもやってきていると思います。
当然ながらできるでしょうというか、実際に佐藤氏はレギュレーションを守りクランクアップをしている。
これは個人の感想ですが、かえすがえすも、クランクイン前に番組側がNGを伝えてあげていればなぁ……!芝居の制約がどうのなんてプロの男性俳優に対してかえって失礼だったのでは……と思いました。番組側も理由あっての判断だったんでしょうし、外側からでは何が正解だったのかわかりませんけど。
違う。正しくは「橋本氏側がクランクイン前に体に指一本当たるのもダメですと伝えてあげていればなぁ……!」である。
ともあれ、女性俳優としたってこんなこと表に出したい話ではなかっただろうし、女性俳優側が男性俳優を潰そうとしているかのような言説はおかしい。男性俳優が全て悪い!という書き方をした文春を責めるのならまだしも、女性俳優をバッシングするのは筋違いです。インスタに突撃している人たちは、誹謗中傷で訴えられたら負けるので、今のうちに消したほうがいいですよ。
女性俳優側が表に出したくなかった話かどうかは野田氏の想像でしかないため、実際のところはわからない。ここでも野田氏の肩入れを感じる。
女性俳優に対して誹謗中傷を行うのはもちろんダメだが、男性俳優を潰そうとしているという言説があることはなんら問題はない。そう感じる人がいてもおかしくはない。野田氏が佐藤氏側の主張を見て、実際には言ってないのに「この人は女優失格と言った」と誤認したのと同じような事象ではないか。佐藤氏の発言を「女優失格と言った」と感じる人もいれば、「週刊誌に売ったのは男性俳優を潰そうとしているからでは?」と感じる人もいるだろう。誹謗中傷は大前提なしとして、「事務所とNG項目についてきちんと話し合っておいたほうがいいのでは?」程度であれば正当な指摘だと感じる。
あと、文春記事のサムネイル、女性俳優が涙を浮かべている写真にしてるところ、ほんまゲスい!!と思いました。おわり。
これに関してはよくわからない。そうでっか。という感想である。
野木亜紀子氏のポストは以上である。私がここまで丁寧に反論を書こうと思ったのは、野木氏のこの主張あたかも公平で正当な批判であるかのようにネットニュースで取り上げられ出したからである。アンナチュラル、逃げ恥と人気作品の脚本家であることから注目度も高く、この数々の曲解やデマを並べた文章が現時点で約1500万インプレッションである。ネットニュースも入れたら恐らくとんでもない拡散力だ。せめて野木氏の主張のここがおかしいですよということは、誰にも見られなくても明確に文字に起こしておきたいと思った。
次に、この事象において誰の責任が1番重いのかを考えていきたい。野木氏は最終的に「文春が悪い!」で着地させたようだが、私はそれに懐疑的だ。
というのも、こんな話が持ち込まれれば文春は仕事として記事にするに決まっている。近代のトレンドから男性側を一方的な悪に仕立て上げればバズることは明白であり、しかもそれがイケメンでもない、ぱっと見ただのおじさんの佐藤二朗であれば尚更である。現代社会において「おじさん」は、どれだけぶっ叩いても許される、パブリックエネミーとして優秀な人材で、実際に野木氏もぶっ叩いてはいないものの、佐藤氏相手であれば発言を歪めるくらいのことは問題ないと思っている様子である。文春のことは個人的には心から嫌いだが、誰かが自殺しても構わない!売れる記事を書け!というモットーであるから、そりゃこうなるだろうと思った。いやいや!その週刊誌という仕事こそが悪だ!という主張だとしても、やはり1番悪いのは文春ではないと思う。この話から文春を消してもなにも問題は解決しておらず、臭いものに蓋をしたに過ぎないからである。
それでは誰の責任が最も重いのか。私個人の意見を述べていきたいと思う。結論から言うと、私が1番悪いと思っているのは橋本氏側である。もう一度言う。橋本氏ではなく、橋本氏側である。
今回のトラブルの発端は橋本氏側の伝達不足であることは佐藤氏側の声明を見ても明らかである。(一応橋本氏側は丁寧にトラウマの説明をしたのにも関わらず、フジテレビ側が甘く見積もって佐藤氏側に雑な説明をした可能性はあるが、現段階で橋本氏側は声明を出しており、フジテレビの報道(?)のとおりであるとおっしゃっているため、その可能性はかなり低い)
橋本氏側がきちんと「指一本の接触でもNGである可能性」を伝えていれば、このような問題にはならなかった。ここをさらに分解すると橋本氏がご自身の事務所にトラウマのレベルをきちんと伝えていなかったとか、橋本氏事務所が橋本氏のトラウマを甘く見ていたとか、そういったコミュニケーションミスが発生しているとは考えられるが、それも推測の域を出ないため、お前らで勝手に良きようにやってくれやと思っている。ちっせえ事務所のくせにそんなコミュニケーションすら取ってねえのかよとも思うが、私は芸能事務所で働いたこともないためこんなもんなのかもしれない。一般的な企業では問題になるが。
次に悪いのはフジテレビである。当初橋本氏側から雑に聞かされていたトラウマが意図しない形で発症し、話し合いの場を設け、レギュレーションを決めるなどできる限りのことを現場では行ったのだと思うが、それにしても上層部と現場の意思疎通はできておらず、意向も汲み取れていないのだと感じる。
実際に佐藤氏は何度かドラマの降板を申し入れたようだが、現場の人間はそれを止めている。にも関わらず、先日フジテレビから出された声明には「接触は問題ないけど、佐藤氏の「女優続けられないんじゃね?と思うよ」はハラスメント!厳重注意をしてやりましたわ!ガハハ!」というようなことが書いてあり、現場スタッフの佐藤氏に対する温度感とはかなり差を感じる。個人的には「僕たちのキャスティングやヒアリングミスでこのようなことが起きてしまいすみません。ご迷惑をおかけしました」と寧ろ佐藤氏側や橋本氏側に謝罪してもいい立場だと感じるが、なぜか全面的に女性の味方をすることで僕たちは正義のヒーローです!みたいなツラで胸を張っている。全くよくわらない。ある意味感心する。
次に悪いのが文春に売ったやつである。
誰だ。まじで。その金で何食ったんだ。うまかったか?穢れた血め!!!!!!
そして最後が佐藤氏側である。しかし彼らも悪くないとは残念ながら言えない。基本的に被害者であると私は思っているが、佐藤氏にはこの言葉を送りたい。
指一本でトラウマ発症するようなやつと対話を試みるな。
言えばわかると思ったのだろうか。話せば伝わると思ったのだろうか。んなわけない。私だってお前の味方をしたいが、お前がバカ真面目に「仕事の時はこうしなきゃいけないよ。これができないなら仕事続けられないんじゃね?」と伝えたことによって、味方しにくいわ。「自称トラウマを抱えた女性」なんてこの世で最も強い生き物んだから刃向かうな。すぐに謝れ。そして撤退しろ。現場のスタッフへの情とかに流されず、まじで降板すべきだった。この世には対等な話し合いができない人もいる。あなたが不可抗力の接触をトラウマを想起させるといわれ傷ついたことも、あなたがおっさんである限りこの世にとってはどうでもいいことなのである。女性でない限り、大して可哀想ではない。そんなもんなのだ。世の中は。
なに日曜日だからって酒飲んでんだ 酔っ払ってんじゃねえぞアル中!! 断酒しろって何度も言わせんな! 二度と飲むな!!
橋本側は「指一本でトラウマ発症した」なんて言ってませんよね
今回のトラブルの発端は橋本氏側の伝達不足であることは佐藤氏側の声明を見ても明らかである。 え?そこじゃなくない? やめろって言われた段階でやめればよかったのに、佐藤二...
佐藤氏がツッコミの際に指を立ててボケに向かって振るシーンはなにかの作品でも見たことがあるため、そのような雰囲気かなと想像する。 めちゃくちゃ都合の良い解釈をしててクソ...
頭が悪いやつが論理的に考えようとするのは無理があるとわかる。
万人が認めるぶっ叩いて良い存在なのは金持ち男性の秋元康の方だろ!
曲解、事実を歪めているというやつが佐藤二朗側の落ち度は全部スルーでこの長文を書いてることに恐怖するわ こいつが職場や取引先にいたら最悪、左遷するまで周りの悩みの種になる...
幻滅しました!野田由紀子さんのファンやめます!
あれが全然中立的でなく事実も歪曲してるって指摘は同意。
元増田の文章を検証する。 >橋本氏側は「身体接触は事前に言ってほしい」とは言っていない。彼女らは「キスシーンやベッドシーンに制約がでる可能性がある」「日常動作のお芝居に...