ベテラン俳優・佐藤二朗さんから、「トラウマでアドリブのボディータッチに制限をかけ続けるなら役者をやるべきではない」という趣旨のパワーハラスメント発言を受けていたとして注目が高まっている、女優・橋本愛さん。
同発言については、1日の「週刊文春 電子版」(文藝春秋)が報道。
佐藤さんは所属事務所を通じ、あるいは自身のXにて、文春記事には「事実とは異なる内容が含まれている」と主張したものの、「トラウマでアドリブのボディータッチに制限をかけ続けるなら役者をやるべきではない」という趣旨の発言をしたこと自体は事実と認めている。
そして、橋本さんがボディータッチに敏感になった背景には、10年前に出演した舞台作品において「共演者からハラスメント被害を受けたこと」によるトラウマがあるという。
橋本さんがこれまでに出演した舞台作品は2つ。
2016年の「夢と希望の先」と2024年の「ローエングリン」だ。したがって、10年前に共演者からハラスメント被害を受けた舞台=「夢と希望の先」ということになる。
同舞台では、橋本さんの彼氏役として、後に2024年の大河ドラマ「光る君へ」で藤原道兼を演じることになる玉置玲央さんが出演予定だった。
ところが、舞台本番のわずか3日前に玉置さんが“体調不良”を理由に降板。急遽、田村健太郎さんが代役を務めた。
玉置さんは降板発表の2日前、自身のツイッターにこう記していた。
「要は、演劇は結局愛だって事っす。で、その愛が無い状態を指咥えて見過ごせねーよ馬鹿野郎って話です。
自分が出来る事は後悔なく出来る限りやる。少なくとも自分の祈りは妥協が無いように、胸張って生きていきたいものです。
今日も明日も明後日も、誰かの為だけに演劇を。」
玉置さんが語っていた「演劇に愛が無い」とは何のことを指し示していたのだろうか。
(文/中野慎二郎)
~ライター略歴~
東京都中野区出身
演劇&音楽を愛しアーティスト活動を20年に渡り行うも鳴かず飛ばず
2017年より自身の経験と人脈ををもとにフリーライターとして活動