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Windows11の汎用プリンタードライバが標準に

【Windows11の汎用プリンタードライバが標準に】

2026/6/23にプレビューパッチでWindows 11に降りて来た機能ですが、7月以降のWindows Updateでプリンター用のOS汎用ドライバを標準化する様です。



【関連記事】
1:Windows Ready Print の詳細を見る
2:新規のプリンターインストールは「Windows Ready Print」が既定に、6月プレビューパッチより展開



【詳細】
元々Windowsにはだいぶ前からプリンターを動かす為の汎用ドライバが入っていましたが、正常に動作しなかったり、プリンターの独自機能が有効化しない問題があった為、基本的にプリンター毎の専用ドライバを入れて使用する事が当然でした。

プリンターのドライバはハード制御の関係上OSの上位の権限で制御される事が多い訳ですが、2021年に発覚したWindowsのPCからプリンターに送る複数の印刷データを一時的に溜め込み、順次印刷するスプール機能の脆弱性で任意のコードを実行できる脆弱性により、上位の権限での制御による攻撃を受ける可能性が高くなっていました。

プリンター毎の専用ドライバが更新されている内は対策されるので問題ないですが、プリンターのサポートが終了してドライバの更新もされなくなった後にドライバに脆弱性が発見された場合、攻撃できる穴が放置されます。

そこでOSのカーネルモードでの実行を減らす為にネット経由で印刷するIPP(Internet Printing Protocol)を利用する様にしたWindows Ready Printと言う汎用プリンタードライバを使用する印刷方式を出しました。

これまでは基本的にWindowsの汎用ドライバでの印刷はオプションでしたが、2026年7以降のWindows Updateで更新が当たると、デフォルト設定になる様です。



【Windows Ready Printの仕様】

1:プリンターメーカーの専用ドライバが不要に

OS内蔵の汎用ドライバを使用するので専用ドライバが必要なくなります。



2:IPPとeSCL対応で接続するだけで使用可

ドライバー不要でネットワークやUSB経由で機器を検出と制御する通信方式でPCとプリンター間を制御するので、接続するだけで印刷できる様になります。

  印刷機能:IPP(IPP over USB)
スキャン機能:eSCL(eScanner Communication Language)



3:Mopriaとの互換性

前に【Win11 Ver.24H2以降でプリンタドライバがインストール出来ない問題】で説明した保護印刷モード(Windows protected print mode)に取り込んだMopriaですが、

Windows Ready PrintでもMopriaのドライバを使用したか、汎用ドライバでMopriaに準拠したかで互換性を持たせた様です。

恐らく専用ドライバが殆どないARM用WindowsPCでも簡単にプリンターを使える様にする為だと考えられます。

尚、保護印刷モードと違い、プリンタメーカーの専用ドライバは弾かれません。



4:Universal Printが可能

Microsoftが提供しているクラウドベースで印刷管理が出来るUniversal Printが使用できます。



【注意点】
プリンターの独自機能がつかえない問題が出るのは変わらない為、Microsoft Storeで提供しているプリンターメーカー毎の補助ツールを後入れして機能を有効にする必要があります。

例:Canon Print Assistant

但し、補助ツールが無かったり古いプリンターに対応していなかったりで互換性に問題が出る事があるので、必ずしもWindows Ready Printで正常に動作するとは限りません。

その場合はWindows Ready Printを無効化して機種毎の専用ドライバを使う様にする必要があります。



【Windows Ready Printの設定変更】

スタートボタン

設定

左の項目のBluetoothとデバイス

右側を下にスクロールしてプリンターの環境設定を表示

Windows Ready Printを使用した既定のインストール プリンターと言う表示の右側のスイッチをオフにすれば無効化できます。



Windowsの汎用プリンタードライバはほとんど使われていませんでしたが、OS移行時に専用ドライバが無いちょっと古い機種や、元々専用ドライバが無いARM CPU環境で選択肢が増えるのは良いかもしれません。

但し、デフォルト設定でWindows Ready Printが有効化しているので、専用ドライバを入れたけど汎用ドライバで動作して専用機能が動かない、と言う問題が出る可能性があるので、Windows Ready Printについて覚えて置いた方が良いかもしれません。



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