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AWS資格全冠への道

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~試験合格のための勉強方法~

2026年6月26日 株式会社NTTデータ 第三公共事業本部 小沼真実

この記事は、2026年6月までに Amazon Web Services(AWS) の認定資格を現在廃止済みの MLS-C01 を含む計 13 個を取得(全冠)したため、その経験をもとに、自分に効果があった勉強方法や利用した勉強コンテンツ、問題解答時のコツなどについて、解説しています。

クラウド関連の資格取得のために勉強中の方や、これから始めようとしている方など、自分に合った勉強方法を見つけるのに参考にしてもらえたらと思い、今回学習メモとして、AWS を中心に整理しました。

この記事は、2026年6月時点の情報で記載しています。AWS 公式サイトなどに記載された情報と比較して、内容に差異があった場合は、そちらを正としてください。

1. 本ブログのゴール

このブログを見て持ち帰ってほしいこと

  • 次に受ける資格を1つ決められる
  • 合格に必要な学習サイクルが分かる
  • 支援制度を使って受験コストを下げる
  • 学習を継続するコツ(モチベ)を知る
  • 自分に合った勉強方法を見つける

※ その他 Appendix として、表彰制度を掲載


2. なぜ資格が重要か

クラウドの市場価値向上

生成AIブームも追い風に、クラウドサービスへの支出額は世界的に上昇傾向が続いています。特に Amazon、Microsoft、Google で7割近いシェアを占め、そのうち Amazon は市場シェア・案件数ともにマーケットリーダーです( 総務省 令和7年度版 情報通信白書 から引用)。


日本では上記の3社のほか、Oracle、さくらインターネットとともに ガバメントクラウド に採用されたことで、官公庁・自治体システムの移行も拡大しており、その重要性はますます高まっています。


クラウド資格の重要性

官公庁・自治体システムの調達仕様書において、プロジェクト参画要員の資格要件に、クラウドの上級資格保有が明記されています。また、「無資格でクラウド関連の作業する者は、無免許で自動車を運転する者と同じ」のように発言するくらい、資格を重要視している人も存在します。

資格取得による主要なメリットについて、以下の通りです。

資格取得のメリット

# メリット 内容
1 客観的なスキル証明 クラウドに関する知識や技能を客観的に可視化し、他者へ証明できる
2 効率的な学習 正しい知識に基づく学習により、広く体系的に理解度が向上し、システム基盤の設計・構築などの実装速度が向上する
3 成長の実感 試験に合格し、資格を取得したという明確な評価がモチベーションにつながる
4 市場価値の向上 専門性の証明により、転職活動が有利になったり、キャリアアップや給与向上につながる

3. AWS資格の全体像

AWS 資格において、現在の資格数は 12 個です。
これは、2026年3月に廃止された Machine Learning – Specialty を除き、2026年4月に正式追加された Generative AI Developer – Professional を加えた合計値です。

大きく4系列でカテゴライズされ、段階的にステップアップが可能です。
資格の有効期限は取得から3年間です。更新時は初回取得時と同様、試験に合格する必要があります。更新用の特別な試験はありません。
系列の下位資格を取得してから上位資格に合格すると、下位資格の期限も延長されます。

また、他社のクラウド資格と比較すると、AWS の方が圧倒的に問題の難易度が高いと感じるため、取得した時の価値も高いと思います。


4. 資格一覧(廃止予定・廃止済み含む)

# カテゴリ 試験時間 / 問題数 / 合格点 資格名 試験コード(※) 対象 個人的難易度 備考
1 Fundamental(初級) 90分 / 65問 / 700点 Cloud Practitioner CLF-C02 クラウド初心者 13位
2 AI Practitioner AIF-C01 AI初心者 12位
3 Associate(中級) 130分 / 65問 / 720点 Solutions Architect – Associate SAA-C03 設計中級者 7位
4 Developer – Associate DVA-C02 開発中級者 10位
5 CloudOps Engineer – Associate SOA-C03 運用中級者 11位
6 Machine Learning Engineer – Associate MLA-C01 機械学習中級者 8位
7 Data Engineer – Associate DEA-C01 データ分析中級者 9位
8 Professional(上級) 180分 / 75問 / 750点 Solutions Architect – Professional SAP-C02 設計上級者 1位
9 DevOps Engineer – Professional DOP-C02 開発運用上級者 4位
10 Generative AI Developer – Professional AIP-C01 AI上級者 3位 2026年4月正式追加
11 Specialty(専門) 180分 / 65問 / 750点 Security – Specialty SCS-C03 セキュリティ専門者 6位
12 Advanced Networking – Specialty ANS-C01 ネットワーク専門者 2位 2026年8月廃止予定
13 Machine Learning – Specialty MLS-C01 機械学習専門者 5位 2026年3月廃止

※ 末尾の数字でバージョンを管理。数字が変わると問題を刷新する


5. おすすめの取得ルート

以前は、各系列の上位資格取得時に下位資格が必要という条件があったが、現在その条件はないため、基本的にどこから取得しても問題ありません。
自身の業務に近い領域から資格取得を始めると、学習内容を仕事に役立てることができます。

個人的には、初級→中級→上級という順に資格取得していく方が、知識の定着度やステップアップを実感できるため、おすすめします。
参考までに、私が取得した時の順番を丸付き数字①~⑬で示します。


6. 自分に効果があった勉強方法

学習の基本サイクル

①試験範囲理解
→ ②インプット(講習・参考書)(※)
→ ③アウトプット(問題集)
→ ④弱点補強
→ ②または③へ戻る

※ 勉強時間の不足時にスキップすることもあるが、勉強した知識の定着率は低く感じる。

学習の習慣をつくる

  • 一資格当たりの勉強時間:初級20h ~ 上級40h 程度(個人差あり)
  • 一資格当たりの勉強期間:短くて2週間 ~ 長くて2か月程度
  • 休日+スキマ時間(※)の活用
    ※ 通勤時間、病院待ち時間、予定の間の空き時間、就寝前時間など。
      待ち時間も勉強にあてることで、苦にならない付帯効果もあった
  • 試験直前2日~3日の記憶力が特に高いため、苦手分野を重点的に復習

学習を繰り返す

  • 参考書は試験の出題範囲に合わせて体系的に整理しているため、分かりやすい
  • 問題演習は誤った箇所を中心に2回以上は繰り返す
    (繰り返しすぎると解答を丸暗記する=応用が利かなくなるデメリットもある)
  • 問題演習で苦手分野に気づき、参考書に戻って理解を深めて得点アップにつなげる
  • 複数資格を取得する場合、受験期間を空けない方が内容を忘れず勉強時間を効率化できる

7. 利用した勉強コンテンツ

試験範囲理解

インプット(講習・参考書)[★ おすすめ度]

アウトプット(問題集) [★ おすすめ度]

  • CloudLicense(期間限定型) [★★★]
    → 実際の試験問題に近い。現在申込停止中、7月から再開予定
  • Udemy(個人買切型) [★★★]
  • Udemy Business(会社契約型) [★★☆]
    → 初心者の方には、実際に AWS に触れてみる演習講座がおすすめ

その他

GeminiやNotebookLMなど、生成AIを使って自分で問題作成


8. 問題解答時のコツ

出題の仕方

  • 初級→中級→上級と徐々に問題文と選択肢が長文になっていくため、日本語の読解力が必要
  • 問題の選択肢は 4つから1つ選択、5つから2つ選択、6つ以上から3つ選択 のパターンが存在
  • そのほか、問題文の空白を埋めたり、選択肢を正しい順番に並び替えるなどの問題もある
  • CloudOps Engineer - Associate(SOA-C03)からラボ試験が廃止されたため、実技は消滅

解答のコツ

  • 初級~中級:問題に該当するサービスを知っているかが重要(記憶力
  • 上級:サービスを組み合わせ、コスト最小や効率的な運用などを実現できるかが重要(考察力
  • 選択肢4つから1つ選択:まず選択肢を2つまで絞ってどちらが良いか比較
  • 選択肢6つ以上から3つ選択:類似した選択肢を探してどちらが良いか比較(100%ではない)

傾向の把握

  • 上級は長文にも関わらず1問2~3分と時間が限られているため、問題集で出題傾向を把握
  • 問題の意図を読み解き、キーワードから出題者が回答してほしいと思われる選択肢をえらぶ
  • マネージドサービスを中心に AWS のおすすめサービス(ベストプラクティス)を覚える
  • 同様の問題でも問題集によって回答が分かれていた場合、調べて良さげな方を信じる

9. 料金・支援制度

料金

# カテゴリ 対象資格 USD(税抜) JPY(税抜)
1 Fundamental(初級) CLF / AIF 100USD 1万5千円
2 Associate(中級) SAA / DVA / SOA / MLA / DEA 150USD 2万円
3 Professional(上級) SAP / DOP / AIP 300USD 4万円
4 Specialty(専門) SCS / ANS 300USD 4万円

支援制度


10. 申込・注意事項

前提

  • 試験はCBT方式のため、日程に空きがあれば自分の希望日にいつでも受験できる
  • 一度試験に不合格になった場合、14日経過すると再度受験可能となる

アカウント作成

  • AWS Certification から 試験の予約 をクリック
  • 個人のメールアドレスか会社のメールアドレスで Skill Builder ID を作成
  • 個人のメールアドレスで作成した場合、会社のメールアドレスへ紐付けをおススメ

試験申込

  • Alpine の 試験登録 - 試験を予約 から ピアソンVUE にアクセス
  • 好きなテストセンター(会場)や都合の良い日時を選択し、バウチャーコードなど入力して申し込む
  • 日程が近くなると空き日時が消滅するため、2週間前には申し込みしておいた方が無難
  • 試験の前日(24時間前)であればリスケが可能。試験会場は10分前に到着すると安心

オンライン(自宅)受験の場合

  • 試験時間中は常時カメラON。試験開始前に書籍を覆い隠したり、部屋全体のカメラ撮影が必要
  • 土日祝日は日本人の試験官が埋まりやすい。外国人の試験官を選択した場合、英語で対応が必要
  • 自宅は離席を許されないが、テストセンター(会場)は試験時間を消費してトイレなど離席できる

11. セルフモチベーション

モチベーションが大切

  • 試験本番まで気持ちを途切れさせない
  • 勉強時間を確保し、勉強を習慣化する
  • 先に受験日を決めて、バックキャストで勉強計画を立てる
  • 初級・中級からクリアし、小さな成功体験を積み上げる
  • 新しい知識を得たり、問題を解いていて楽しいと思う
  • 最後は己との戦い、自分を追い込む

モチベーションの高め方

  • 不定期な資格取得キャンペーンでのノベルティ配布
    (AWS:カレンダー・マグカップ、Microsoft:マウス・書籍、Google:Tシャツ・靴下など)
  • 名刺に表記できるなど、社内外での評価向上
  • AWS、Microsoft、Googleから表彰されるAppendix. 表彰制度 を参照)
  • AWS、Google主催イベントの認定ラウンジやステッカーなど配布される
  • 国内・海外問わず、世界共通でアピールできる

12. 本ブログのまとめ

本ブログで伝えたかったこと

  • 資格はスキルの可視化&体系学習の近道
  • 学習は「インプット→アウトプット→弱点補強」の繰り返し
  • 支援制度を使って受験コストを下げる
  • 継続的に勉強する癖(クセ)を付ける
  • モチベーションの高め方を見つける

今日からできること

  • 次に受ける資格を1つ決める
  • AWS Skill Builder に登録し、オンライン講座を開始
  • 受験日を仮予約して勉強計画を立てる

最後に

Amazon 副社長兼 CTO Werner Vogels 氏の AWS re:Invent 2025 基調講演での言葉
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 から写真を引用)

「AIは私の仕事を奪うのか?」
Werner 氏 「……多分ね。しかし、この問いは言い換えが必要。『AIによって私は時代遅れになるか?』と。それに対する答えは『絶対に無い。あなたが進化し続ける限りは。』」


Appendix. 表彰制度

AWS の場合

  • Japan AWS Ambassadors
    AWS Partner Network(APN)参加企業に所属し、卓越した技術力、影響力、情報発信力を持つプロフェッショナルをAWSが認定するグローバルプログラム。2026年度は79名。
  • Japan AWS Top Engineers
    APN 参加企業に所属し、高度な AWS 技術力と顧客貢献を果たしたエンジニアを称える日本独自の表彰プログラム。2026年度は182名。
  • Japan All AWS Certifications Engineers
    APN 参加企業に所属し、AWS 認定資格(全12個)を保有するエンジニアを称える日本独自の表彰プログラム。2026年度は2,329名。
  • Japan AWS Jr. Champions
    APN 参加企業に所属する社会人1~3年目の若手エンジニアを対象とした、日本独自の表彰・育成プログラム。技術力と主体的なアウトプット(ブログ、登壇など)により、周囲に影響を与えている人材を選出。2026年度は114名。

その他の場合

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