「そして誰もいなくなった」となるのか、武雄アジア大学~理事長は交代、小松市長は出馬表明せず #エキスパートトピ
今春開学の武雄アジア大学は初年度から充足率26.4%と大幅な定員割れになりました。この武雄アジア大学の生みの親は3人います。
学校法人旭学園理事長の内田信子氏、学校法人旭学園理事・佐賀女子短期大学学長の今村正治氏、武雄市長の小松政氏です。
この3人の去就が開学後、急に動き出しています。
まず、内田理事長は今年5月に「健康上の理由」で辞任しました。後任は学校法人旭学園理事・ミズホールディングス会長の溝上泰弘氏です。5月21日佐賀新聞記事によりますと、内田氏は67歳、溝上氏は81歳とのことです。
ココがポイント
(充足率3割未満の武雄アジア大学について松本洋平文部科学相は)「計画の定員を集める責任を果たせなかったのは大変遺憾だ」
出典:共同通信 2026/4/3(金)
5月20日開催の理事会にて、学校法人旭学園理事である溝上 泰弘(みぞかみ やすひろ)が新理事長に就任することを決定
出典:学校法人旭学園「学校法人旭学園 理事長交代のお知らせ」 2026/5/20(水)
近藤憲治/こんどうけんじ/KONDO KENJI
(※参加者一覧の中に)今村正治(中略)学校法人旭学園 理事 佐賀女子短期大学学長
出典:開智大学PR事務局「<取材のご案内> 新大学『開智大学』誕生とAI時代の大学の使命を問う開学記者発表会・トークセッション」 2026/6/23(火)
エキスパートの補足・見解
次に、小松政市長ですが、現在、3期目。1・2期目は議会・6月定例会で市長支持の議員の質問に回答する形で出馬表明をしていました。
ところが、今年の議会・6月定例会ではそうした質問がないまま、閉会となりました。
それどころか、佐賀バルーナーズのプレシーズンマッチ関連の補正予算に対して、山口昌宏議員(元議長)が反対を表明。関連予算は賛成11・反対8の僅差でした。
議会での出馬表明ができなかったことや補正予算に想定以上の反対票が出たことは、市議会でも小松市長離れが進んでおり、4期目出馬は不透明な情勢です。
そして、佐賀女子短期大学学長の今村氏は当初、武雄アジア大学の学長に就任する、と目されていました。ところが2024年7月、学校法人旭学園は学長候補者としては国立民族学博物館名誉教授の小長谷有紀氏の選出を発表します。
その後の今村氏の去就ですが、6月30日、学校法人開智学園の開智大学開学記念イベントに今村氏が参加することが公表されました。
こうしたイベントに登壇することは、新大学で何らかのポストに就任することが一般的です。
小松市長の出馬が現時点では不透明、今村氏も同様であり、数年後には「誰もいなくなった」となるかもしれません。