「国民の総意」はどこへ?「皇室典範改正案」にいきなり浮上した“皇位継承権” 旧宮家の「男系男子」本人が明かす本音【報道特集】
ところが6月30日、政府が閣議決定した改正案に波紋が広がっている。 養子で皇族となった男子は皇位継承権がないが、その養子に男の子が生まれた場合、皇位継承権を持つものとなった。 養子から生まれた男の子は「男系男子」だ。 この案に異論を唱えるのが、2025年4月まで与野党協議に出席していた野田佳彦元総理だ。 ■野田元総理「総意では決めていない」 進め方が強引と指摘 中道改革連合 野田佳彦 元総理 「立法府の総意から逸脱した皇室典範の改正案を政府がまとめたことで、逸脱は許されないと思っている。完全に男系男子で、今の悠仁さまの先も決めていくというのは、これはもう完全にやりすぎだと思う。 総意と違う、総意では決めていない、議論していないことまで先走る。大事なことを先走って決めてはいけないと思います」 野田氏は議論の進め方が強引だと指摘する。 中道改革連合 野田佳彦 元総理 「もう一回、土俵をちゃんと整理した方がいいのではないかという気持ちがありますから、今ちょっと国会が不正常な形になっているので」 村瀬健介キャスター 「皇室典範の審議を進める環境ではないということでしょうか」 中道改革連合 野田佳彦元総理 「国論を二分するようなテーマを『エイヤ』と決めることがリーダーの仕事ではないし、国論を二分させないように合意形成をしていくようなテーマというのがまさに皇室に関わるようなこと。今のままだと(国論が)二分したまま突っ込む可能性があると思います。それこそ国家千年の計にかかることですからね。丁寧な議論をしながら結論を出していくべきだと思います」 自民党はなぜ、男系男子による皇位継承にこだわるのか。高市総理は2026年4月、党大会でこう宣言した。 ■「今国会で成し遂げなければならん」 男系男子にこだわる自民党 高市総理 「皇室典範の改正が急がれます。その際、126代にわたって、男系で皇統が継承されてきたという世界でも比類がない歴史的事実こそが、天皇の権威と正統性の源だと考えております」