幸せはどうすれば買える?時間とお金を正しく使って毎日を満たす科学的アプローチ
睡眠環境を整えて「幸せ」の土台をつくる
睡眠と気分が密接に関係していることは、今さら言うまでもないかもしれません。 いつもより不機嫌な人を見て、「今日は寝覚めが悪かったのかな」と思うこともありますよね。よく眠れなかった翌日に、何も悪くない身近な人に八つ当たりをしたり、理不尽にドアを蹴飛ばしたりした経験は、誰しも一度はあるのではないでしょうか。 ここで興味深いのは、睡眠不足が人を不機嫌にさせる点だけにとどまりません。研究によると、睡眠の質が低い人は、幸福に対して「ゼロサム的な考え方」を持ちやすくなることが分かっています。 具体的には、睡眠が足りていない人は「世の中の幸福の量には限りがある」と信じる傾向が強くなります。 つまり、「誰かが幸せになれば、その分別の誰かの幸せが減ってしまう」と考えてしまうのです。さらに、今幸せを感じてしまうと、将来の幸せが前借りされて減ってしまうのではないか、とさえ感じてしまいます。まるで、今の喜びが将来の喜びを奪うかのように怯えてしまうのです。 一方で、十分な睡眠をとっている人は、このような後ろ向きな考え方はしません。 心身が満たされているため、幸福に対して「いつか枯渇してしまう」という心理を抱くことがなく、結果として人生の満足度も高くなります。 豊かな心を手に入れるための睡眠投資 睡眠の質を上げることは、日々の幸福度を底上げするための最も確実で効果的なアプローチの1つです。今夜からでも実践できる、睡眠環境への投資には以下のようなものがあります。 ・マットレスの買い替え 私たちは意外と、マットレスの寿命や品質を見落としがちです。いつ買ったか思い出せなかったり、真ん中が凹んでいたり、朝起きたときが一番腰が痛むという場合は、買い替えのサインかもしれません。高級ブランドでは高額になることもありますが、古くなったものを使い続けるよりは、数万円の手頃な高コスパ製品を選ぶだけでも、睡眠の質は劇的に改善します。 ・遮光カーテンの設置 わずか数千円ほどの投資で寝室を暗くすることができます。これは熟睡を促すだけでなく、健康面にも良い影響を与えてくれるでしょう。 ・室温の調整と静かな環境づくり 扇風機は寝室で2つの大きな役割を果たします。空間を涼しく保って心地よい眠りを促すこと、そして外の雑音をかき消す「ホワイトノイズ」の役割をしてくれることです。最近では、深い睡眠をサポートするために、特定のホワイトノイズやピンクノイズ、ブラウンノイズを発生させる機能を備えた扇風機もあります。 幸せとは、学位や特定の職業のように「これさえ手に入れれば終わり」という単一のゴールではないかもしれません。 だからといって、自分ではどうにもできないものでもありません。科学は、人間が幸福を感じるための予測可能な要素をいくつも突き止めてきました。 それらは、毎日しっかり光を浴びること、SNSの利用にルールを設けること、そして質の高い睡眠をとり続けることです。 光療法ライトや光目覚まし時計、SNSブロッカー、新しいマットレス、遮光カーテン、あるいは扇風機やホワイトノイズマシン。こうしたツールへの投資は、日々の満足感を大きく変えてくれるはずです。 あとは、これらの道具を味方につけて、「科学的に正しい習慣」を取り入れるという、あなた自身の小さな決意だけです。 ▼あなたにとっての「幸せ」とは? Emily Guy Birken 実生活に寄り添った解説で支持を集めるマネーライター。FPの父を持ち、教育学修士等の経歴を経て現職。『ワシントン・ポスト』など大手メディアへの寄稿や『老前の5年間』などの著書がある。データに基づく鋭い洞察を、豊かなユーモアと親しみやすい語り口で発信する名手。 Source: World Happiness Report, Happiness Research Institute, Johns Hopkins Medicine, NIH(1, 2, 3, 4) Cleveland Clinic, Harvard Health Publishing, Wirecutter(1, 2, 3, 4, 5), Make It, The Guardian, Yahoo Life, YouTube, unhookd(1, 2), Infogram, TIME, CNET(1, 2), Originally published by Fast Company [原文] Copyright © 2024 Mansueto Ventures LLC.
ライフハッカー・ジャパン編集部