地球出て宇宙をブラリ!? NHK「タモリ・山中伸弥の!?」MCにMISIA加入、4日放送

NHKの「タモリ・山中伸弥の!?」でMCを務める(左から)山中伸弥氏、タモリ、MISIA=6月24日、東京都渋谷区(宇野貴文撮影)

タレントのタモリと京大教授でノーベル賞科学者、山中伸弥氏がタッグを組み、歌手のMISIAが新たにMCに加わったNHKの知的探求エンターテインメント番組「タモリ・山中伸弥の!?(びっくりはてな)」(総合・隔月土曜午後7時30分)が4日、放送される。番組のテーマは「宇宙とは何か」。NHKの紀行・教養バラエティー番組「ブラタモリ」(総合・土曜午後7時30分)で全国各地を元気に歩き回るタモリが壮大な宇宙について何を語るのか注目される。

「ほとんど忘れてます」

バラエティーのイメージが強いタモリだが、NHKでは昭和60年から4年間、専門家を毎回ゲストに招いた自然観察番組「ウォッチング」でキャスターを務めた実績がある。

「タモリ・山中伸弥の!?」は昨年7月、タモリと山中氏、俳優の吉岡里帆がMCを務め、「AIは人間を超えるか」をテーマにスタートした。今年3月の「なぜ日本人は〝神さま仏さま〟なのか」と問う回で吉岡が卒業。5月の前回はタモリと山中氏のダブルMCで「がん克服のカギ」を探った。

東京・渋谷のNHK放送センターで6月24日に開かれた会見で、80歳のタモリは「歳とともにボケている頭を回転して、1年以上やっている感じがしますねえ」と苦笑。「救いは山中先生。医学以外にも興味があって、心から頼っている」といい、番組の内容は「ほとんど忘れてます。どんどん頭がダメになってきて、覚悟してやらないと続けられない番組」と話した。

2人だけだと殺伐

NHKでは大みそかの「紅白歌合戦」などでおなじみのMISIAは昨年4月のNHKスペシャル「人体Ⅲ 命とはなにか」の第1集でタモリ、山中氏と共演。今回がテレビ初レギュラーとなる。

タモリは「山中先生と私は人間的情緒がない。2人だけだと殺伐とした雰囲気になるので、加わっていただいて感謝しています」と歓迎。

山中氏も前回は「なかなか大変でした」と振り返り、MISIAについては「科学に対する興味を感じていました」と話し、「コメントで救われる」と信頼を寄せた。

記者会見するタモリ(右)と山中伸弥氏=6月24日、東京都渋谷区(宇野貴文撮影)

MISIAは自身の誕生日が七夕の7月7日であることに触れ、「その時期になると天の川が見られるかに関心がある」と目を輝かせた。会見前に局内で甲冑を着た出演者が歩いているのを見たといい、「(大河ドラマ)『豊臣兄弟!』の時代に見上げていた星の光が現代にも届いていると思うと、不思議だなと思って空を見上げています」と語った。

余生は地球上で

報道陣から宇宙に行ったらやってみたいことを聞かれると、MISIAは「ライブをやってみたい」と明かしたが、「空気がないところでは音の振動が伝わらないということで、どうやらできないらしい」と苦笑。「歌える星に住んでいる事実に感動しました」と語った。

山中氏は「もし何万光年先まで行けるのであれば他の星の生物に会いたい。どういう形をしてるのか、できたら中を調べたい」と知的好奇心を示した。

夢を語る2人に対して、タモリは「この歳になって宇宙に行こうとは思わないです。穏やかに余生を地球上で過ごしたい」としみじみと話し、笑いを誘った。

「毎度おなじみ流浪の番組」が決まり文句で、40年以上続いたテレビ朝日系「タモリ倶楽部」が令和5年に終了したタモリ。高齢になってもマイペースで持ち味を発揮しそうだ。(宇野貴文)

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