動画配信女性殺害で初公判、44歳男が起訴内容認める 東京・新宿の路上で襲撃

事件発生直後、警察官や救急隊員が駆け付け、現場は騒然となった=2025年3月、東京都新宿区 (佐藤克史撮影)

東京都新宿区の路上で昨年3月、動画配信中の女性=当時(22)=が刺殺された事件で、殺人罪などに問われた高野健一被告(44)は1日、東京地裁の裁判員裁判初公判で「間違いありません。本当に申し訳ありませんでした」と述べ、起訴内容を認めた。

検察側は冒頭陳述で、被告が2021年12月ごろ、配信アプリ「ふわっち」で佐藤愛里さんの動画を見て好意を抱き、LINE(ライン)で直接連絡を取るようになったと説明。佐藤さんが勤める山形県のキャバクラに栃木県の自宅から通って計70万円超を支払ったほか、頼まれて250万円超を貸したがほぼ返済されず、襲撃に至ったとした。

証拠調べでは、遺体に刺し傷や切り傷が計55カ所あったとする司法解剖結果が示された。 弁護側は、携帯電話利用料などの相談を受け、消費者金融で借金してまで送金したとし「(被告は)返してもらえると信じていた」と強調。さらに、自閉症スペクトラム障害と診断されたことも明かした。

起訴状などによると、昨年3月11日、佐藤さんの顔や腹などをナイフで複数回突き刺し、殺害したとしている。佐藤さんは襲われた際、スマートフォンを使い、山手線を歩いて一周する動画を配信していた。

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