マッチングアプリで異性と飲食店、「ぼったくり」被害相次ぐ…トクリュウ関与か・酒を大量注文され高額請求
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メンバーが移籍
同様の被害は全国で相次いでいる。大阪府警は先月、アプリで知り合った男性を大阪市内のバーを装ったレンタルルームに誘い出し、高額な飲み物を注文するなどして87万円をだまし取ったとして、男女4人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。札幌市や横浜市のバーでも、過去に同様の事件が起きている。
似たような手口の背景にあるのが、匿流の存在だ。捜査関係者によると、ぼったくりグループのメンバーが、別のグループに「移籍」したり、手口を共有したりしているという。
東京・渋谷の事件では、互いに本名を知らないメンバーが集まっていた。デート役のほか取り立て役や店員役、監視役などで構成したチームが四つあり、元経営者から秘匿性の高い通信アプリ「テレグラム」で指示を受け、売り上げを競っていたという。捜査幹部は「特殊詐欺や強盗に比べ、罪の意識が薄いのかもしれない」と語る。警察は今後も悪質なグループの摘発を進める方針だ。
「本人確認が甘いアプリ使っていた」
被害に遭わないためにはどうすればいいのか。捜査関係者によると、警視庁が摘発したグループの容疑者は、「本人確認が甘いマッチングアプリを使っていた」と供述したという。
デジタル庁は昨年6月、アプリ登録時の本人確認をマイナンバーカードで厳格化する協定を業界団体と結んだ。大手各社などは対応を進めており、団体側は安全性の高いアプリを利用するよう呼びかけている。
マッチングアプリを巡っては、恋愛感情を悪用する「ロマンス詐欺」や「独身偽装」などのトラブルも相次ぐ。国民生活センターによると、昨年度は3177件の相談が寄せられた。
ぼったくり被害に詳しい青島克行弁護士は、「アプリで知り合った異性から繁華街の怪しげな店に案内されたら警戒してほしい。不当に高額請求された時はためらわずに警察に駆け込んでほしい」と話している。
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