第18話

【💙🍼】唐突な名前呼びに弱いです
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2026/04/27 16:25 更新
Side Dici

今日はなんとなく、あなたの下の名前をからかいたい気分やった
思った理由は特にない
ただ寝転がってスマホいじってたらふと思いついただけ
S.Dici
なぁあなたの下の名前、
あなた
んー?
S.Dici
愛してるよゲーム、せぇへん?
あなた
なにそれ?
S.Dici
「愛してるよ」って互いに言い合って、照れたら負けのやつ
あなた
…太ちゃん暇なん?
S.Dici
失礼やな!笑
笑いながら言うと、あなたの下の名前はやれやれと肩をすくめた
あなた
まぁ、一回だけならいいよ
S.Dici
え、やってくれるん!?
あなた
やったことないから楽しそうやし
意外とあっさりOKされてびっくりした
普段なかなかノッてくれないから珍しいなぁ


俺はあなたの下の名前の方に体を向けた
S.Dici
じゃあ先俺いくな?
あなた
どうぞ
S.Dici
ッウ"ン いくで〜
…「愛してるよ」
あなた
…おぉ〜👏
S.Dici
何その反応笑
あなた
いや、やっぱアイドルやなぁって思って
S.Dici
じゃあ今度はあなたの下の名前の番やで
あなた
うん じゃあいくよ
「愛してるよ」
S.Dici
…おぉ、やるなぁ
あなた
まぁ普段なかなか言わないからね
次、太ちゃんの番だよ
そこからはずーっと延々続いた
互いに照れずにテンポよく「愛してるよ」が続いてく



俺はアイドルやからこういう言葉はしょっちゅう言ってるし、メンバーとやったこともあるから、そうそう照れることはない
やから俺がこのゲームに勝てると思ってた

あなたの下の名前がああ言うまでは。






S.Dici
「愛してる」
あなた
…なかなか終わんないね
S.Dici
せやなぁ…あなたの下の名前がここまで粘ると思ってなかったわ笑
あなた
じゃあそろそろ必殺技しちゃおうかな
S.Dici
必殺技?
あなた
そうだよ〜
うちは太ちゃんの弱点知ってるからね
あなたの下の名前はそう言うと、鼻がつきそうなくらい近づいてきた
吐いた息が俺の顔にかかる
あなたの下の名前はふっと微笑んで言った
あなた
「愛してるよ」
S.Dici
……まだ余裕やな
あなた
まだ照れないかぁ…
S.Dici
まぁアイドルやってますんでね
こういうのには慣れてるから
あなた
じゃあこれならどう?
あなたの下の名前は少しだけ目を細めて、真面目な顔をした
まっすぐに俺の瞳を見つめて言った
あなた
「太智」、
S.Dici
!?!?
あなた
「太智、愛してるよ」
―あかん、無理や。


俺は一瞬で顔が熱くなるのを感じた
S.Dici
〜〜っ///
あなた
あ、照れてる!!
S.Dici
い、今のはさすがに反則やって!///
思わず顔を隠すと、あなたの下の名前にケラケラ笑われた
あなた
顔真っ赤っかやん笑
S.Dici
うるさい!//
あなた
このゲーム、私の勝ちやな
S.Dici
悔しい…勝てると思ったのに
あなた
笑 でも私も結構ギリだったよ
アイドルスマイルに撃ち抜かれそうやった
S.Dici
互いにギリギリの戦いやったんやな
俺はあなたの下の名前の隣に座った
S.Dici
普段“太ちゃん”呼びやのに、急に名前で
呼んだらそりゃ照れるわ
あなた
やろ?それを狙っててん
S.Dici
でも俺的には毎日それがいいんやけどなぁ  ボソッ)
あなた
!! …ちょっとそれは無理かな…
S.Dici
えぇ〜なんでよ〜
あなた
こっちも恥ずかしいの!//
さっきまでの余裕が嘘みたいに崩れ去って、あなたの下の名前は顔を真っ赤にしてクッションに顔を埋めてる
その姿は、俺が見たかった可愛いあなたの下の名前だった
S.Dici
あなたの下の名前、これまたやらへん?
あなた
…やだ。
S.Dici
えぇ〜じゃあ一生俺のこと“太ちゃん”なん?
あなた
それさ、ゲームしたいんじゃなくて名前で
呼ばれたいだけよね?
S.Dici
あ、バレた笑
だってゲームやないと呼んでくれんやん
俺がそう言うと、彼女はクッションから目線をちらっとこちらに向けた
あなた
…普通に呼べるように善処する…から、もう
ちょっとだけ待ってて…//
S.Dici
!! ほんまに!?
ありがとうあなたの下の名前!愛してるで!!
あなた
!? い、今それ言わんといてよ!!///


…いやぁ、まさかこのゲームからこんなに進展するなんて、
やる前は全く思ってなかったわ

S.Dici
やっぱ誘って正解やったなぁ


まだ耳元がほんのり赤いあなたの下の名前を見つめながら、俺は心の中でそうつぶやいた

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