滋賀県教育委員会は2月6日、勤務している学校の女子生徒にセクハラ行為をしたとして、県立高校の20~30代の男性教諭2人をそれぞれ停職3カ月の懲戒処分にした。
滋賀県教委によると、20代の教諭は2024年6月~25年11月、女子生徒1人にLINE(ライン)で私的なメッセージを含め200通以上を送ったり、私有車に乗せたりしたほか、校内などでセクハラ行為をした。昨年11月、被害生徒が「セクハラのような行為を受けている」と他の教員に相談して発覚。男性教諭は「生徒に不快な思いをさせ、自分の認識の甘さを痛感している。教育に対する信頼を失墜させてしまい、大変申し訳ない」と話しているという。
30代の教諭は24年4月~25年10月、女子生徒3人に対し、恋愛対象とみるような発言をしたり、交際関係を問い詰めたりした。25年10月~11月には別の生徒3人を私有車に乗せるなどし、うち1人にはラインでやりとりをする中でセクハラを行った。外部からの通報をきっかけに発覚した。教諭は「大人として本来あるべき姿とは対極の姿を見せてしまった。教員としてあるまじきことで、深く反省している」とコメントした。
滋賀県教委は会見で、被害者保護の観点から校名やセクハラ行為の詳細は明らかにしなかった。
滋賀県教委は昨年11月にも、別の県立高教諭が複数の女子生徒にセクハラ行為をしたとして懲戒処分にしている。この事案を受け、教員と生徒間の交流サイト(SNS)利用に関するアンケート調査を、県立学校の教職員と生徒を対象に昨年12月に実施。今回の事案でセクハラを受けた生徒からの訴えも記されていた。
滋賀県教委は再発防止策として、今後も定期的にSNS利用に関するアンケートを行う方針。教職員対象のハラスメント防止研修や、生徒向けに相談窓口の周知徹底にも努めるという。