※学パロです※
Side Synt
テスト前の放課後、俺はいつも恋人のあなたの下の名前とテスト勉強する
でもあなたの下の名前は俺の隣で机と一体化してた
声か細っっ笑 HP残り僅かな敵キャラみたいになってる笑
ノートは開いてるけど目が死んどるなぁ…
そう言うとあなたの下の名前は俺をじとーっと睨んだ
これはほんまに分からんくて詰んでるやつやな
俺はあなたの下の名前の隣にイスを寄せて座った
あなたの下の名前のペースに合わせて、ゆっくり式を書く
俺が分かってもあなたの下の名前が分からんかったら意味ないから、
言葉選びながら、でもパッと分かるように説明する
問題が解けて口元がちょっと緩んでるの見て、何だかすごく嬉しくなる
あなたの下の名前は真っ赤になった顔を隠すように下を向いて、さっきの続きの問題を指さした
Side あなたの下の名前
今日もしゅんちゃんと勉強会
やけど、今度はしゅんちゃんが古文の単語帳を見て唸ってた
そう言うとしゅんちゃんは机に突っ伏した
……こないだのうちにそっくりやなぁ笑
私はあの時のしゅんちゃんみたいにイスを寄せて座った
古文って今と感情の感覚が違いすぎてるから、ちょっとでも分かりやすくなるように噛み砕いて説明する
そう言うと、「待ってました!」と言わんばかりのタイミングでチャイムが鳴った
私たちは慌てて荷物をリュックに詰め込む
教室を出て薄暗い廊下を2人で歩いていると、ふとしゅん
ちゃんがつぶやいた
しゅんちゃんは歩きながら私の手をそっとつないで指を絡めてみせた 自然にやるその姿に思わず顔が少し熱くなる
……なんでこんな告白みたいなことしてるんやろ…
2人とも顔を赤くしたまま無言で靴を履き替えて学校を出る
うちらは全く正反対。
やけど、互いに苦手を補い合えるって最高よね
どんな大きな壁が立ちはだかっても、
どんな試練が待ち受けようと、
しゅんちゃんとふたりなら、頑張れる。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。