⚙️ あなたの名字あなたの下の名前 … 21歳OL
山中柔太郎 … アイドル / 付き合って3年目
You side
今日は柔くんと念願の買い物デート。
昨日から柔くんの好みに添えるような服装を考えるけど全然わかんない …
ショッピングだからヒール履きたいけど靴擦れしたら嫌だしスボンはカジュアルすぎ??
< LINE >
…… まずい。
こうやって柔くんがLINEしてきてくれるのは
私の家に着く5分前。
結局私はピチッとしたデニムにチャック付きのみどりのニットを着て柔くんを迎えることになった。
お出かけデートの日は私の家に着いたら私の家の合鍵を持ってるので勝手に開けて玄関で待ってもらってる。
最近買ったお気に入りのカバンに財布とか諸々詰めて柔くんが待っている玄関へ向かった。
そう言ってくれた彼はいつもお洒落でイケメンで私なんかと不釣り合い。
なんでこんな私と付き合ってくれたのだろう。
そう言って柔くんが指さしたのはニットのチャックだった。
そう言って柔くんは私のニットのチャックを閉めてくれた。
いつもこんな風に彼のペースに呑まれっぱなし。
なんでなんだろうなと思いながら助手席に座る。
右手には車のハンドル、左手には私の右手。
柔くんの手は細くて今にも折れそう。
柔くんの左手から伝わってくる温もりがいつも私の不安を和らげてくれる。
この温もりが好きなんだよな …
そう思っていたらお目当ての服屋さんに着いていた。
そう言って照れ隠しに顔を手で覆った柔くん。
これが堪らなく可愛くて大好き。
トレーナーを渡したらスマートにお会計を済ませてくれる柔くん。私からお揃いしたいって言ったのに買って貰っちゃって申し訳ない。
好きだよ。
柔くん。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。