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永田は昨日の10秒間を何度も脳内でリピートしていた。
永田(俺に気があるのか?)
(いや、たぶん違う)
この一年密に関わる中で〇〇の為人は大体わかったつもりにはなっていた。
永田("あざとい"ともまた違う。)
来るもの拒まず去るもの追わずで良くも悪くも執着のない子だなとは思っていた。
ふと〇〇に目をやるとモンゴルナイフの肩に頬を乗せて撫でられていた。
人懐っこいと言われれば確かに今までも幾度となく思った。自分が見ていない場所で同じようなことが起きていた可能性だってある。
永田(今の若い子はこれが普通なのかもな)
少しガッカリしている自分を冷笑した。一応上司だが、〇〇にとって膝に乗るぐらいには心を許して貰えていることは素直に嬉しかった。
もう一度目をやると、こちらを見ていた〇〇と視線がぶつかってバチッと音が鳴ったような気がした。心臓が大きく脈を打った。ニコニコと笑う〇〇、上手く笑い返せたかわからない。
〇〇を意識してしまっていることは誤魔化しようがなくなっていた。
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