異動希望に「鵜匠」 愛知・犬山で34年ぶり募集、2人採用
愛知県犬山市は「木曽川鵜飼(うかい)」の担い手「鵜匠(うしょう)」の新職員を採用した。全国の自治体唯一で34年ぶりの募集に20~30代の14人が応募。市職員の田原尚舞さん(38)と元会社員の河村謙太さん(25)が就任した。 【写真でみる匠の技】舞台は木曽川 鵜匠の巧みな手縄さばき 田原さんは犬山市出身で事務職からの任用替え。5年以上前から異動希望調査に「あり得ない話」と思いつつも「鵜匠」と書いてきた。現実となり「しっかりと価値を発信できるよう精進したい」と意気込んだ。 愛知県岡崎市出身の河村さんは営業職の会社員だった。木曽川鵜飼の臨場感に感動し、「一生に一度のチャンス」と応募。「歴史の重みを自覚しながら頑張りたい」と語った。 犬山市の原欣伸市長が1日、辞令を交付し「1300年の歴史を継承し、新しい鵜飼いの物語を作ってほしい」と激励。2人は先輩から伝統の技を学び、来季以降のデビューを目指す。木曽川鵜飼では4人の鵜匠がいたが、昨年度2人が退職し新規募集していた。【川瀬慎一朗】