「乗り心地は上等」〝多難な船出〟となった海を飛ぶ高速船 沖縄・久米島~那覇で運航再開
沖縄県の離島・久米島と那覇を92分で結ぶ高速船「つむぎ」が1日、運航を再開した。5月のデビュー直後に接触事故が発生。運航再開後にすぐ不具合が見つかり、再び運休を余儀なくされる〝多難な船出〟となったが、約1カ月半ぶりに沖縄の海に戻ってきた。 つむぎは、JR九州グループが所有していた「ビートル」を改修した高速旅客船「ジェットフォイル」。運航する久米島オーシャンジェット(下地幹郎代表)によると、最高時速は43ノット(約80キロ)。「翼走(よくそう)」と呼ばれる高速航行時には、水中翼が揚力を発生。船体を海面上に浮上させ、海水を噴き出しながら進む。 5月1日に就航したが、翌2日に船体が港内の浅瀬に接触する事故を起こして運休。1週間後に運航再開にこぎつけたものの、水中翼の支柱を固定するボルトに不具合が見つかり、同13日から再び運休していた。 久米島から那覇まで利用した同県浦添市の男性(69)は「安全が確認されれば問題ない。時速80キロも出ているのにスピード感は感じず、飛行機より静か。乗り心地は上等だった」と話した。(大竹直樹)