まだ見ぬタナゴを追い求めて〜上海遠征2日目〜タナゴの楽園へ
2日目。
この日、中国のポテンシャルを思い知らされることになる。
◆1箇所目から大興奮!!
時刻は朝8時。
移動の疲れか、ぐっすり眠ってしまい、見事に寝坊しました笑
ホテルで朝食を食べてから、目星をつけていたポイントを捜索していきます。
いくつか回ったのち、訪れたのはこんな場所。
街中によくあるただの水路ですが、小舟がいい味を出しています。水の透明度はそこそこで、浅瀬に水草が生えていることは確認できました。
とりあえず竿を垂らしてみることに。
すると1発目からいきなり…
ウエキゼニタナゴ来たー!!
メスだけど、産卵管がびろんびろん!明らかに産卵真っ只中!雄の婚姻色への期待が高まります。
続いて竿を垂らすと、すぐに浮きに当たりが…
緊張の一瞬
水面を割って光り輝くのは、黄金色に色づいたウエキゼニタナゴの雄。
お腹の金色は太陽光に照らされて、本物の金のように輝きを放っています。
こんな綺麗な魚が超普通種…?信じられねー。
竿を入れるたびに反応がある。
気づけば10匹以上。
ウエキゼニタナゴは満足したので今度は、少し奥の深めのエリアに竿を垂らしてみます。
すると別の当たりが。
釣れたのは……
昨日公園で釣った個体より状態もよく、色も出ているような気がします。ウエキゼニタナゴのような派手さはありませんが、滋賀のヤリタナゴに通ずるこの渋い色合い、私は結構好きです。
ここからコウガイタナゴの連チャンを期待しましたが、意外と数が出ません。
当たりが遠のいたので、少しだけポイントを横にずれてみます。
これは…!
まさかのタイワンタナゴ(大陸型)です。こんなに早く釣れると思わなかった。残念ながら婚姻色はまだ出てませんが、ウエキゼニに混じってポツポツと釣れてくれます。
そんなこんなで2時間ほど釣りを楽しみまして、このポイントで釣れたのは以下の3種類。
・ウエキゼニタナゴ
・タイワンタナゴ(大陸型)
いずれも日本には居ない、大陸独自の種類です。まさか1ポイントで3種類も釣れてくれるとは感無量……。
◆巨大湖の漁村へ
そこそこ満足できたので、少し遠出して上海近郊の大型湖を見に行くことに。
地下鉄とバスを駆使しながら移動します。 移動中にも良さげな水路・河川が沢山あります。きっとここにも沢山タナゴがいるに違いない…
そんなこんなで辿り着いたのは湖に面する漁村。
時刻はお昼過ぎですが、市場(?)には何やら魚が売られてます。英語は通じませんでしたが、翻訳アプリでなんとか撮影の許可は頂けたので写真撮影。
魚の種類は分かりませんが、おそらく側の湖で獲れたものと思われます。
そしてお待ちかねの景観スポットへ
広い!
さすが中国、スケールが大きいです。対岸が見えません。
水も思いのほか透明度が高くて綺麗です。足元を覗くと平打ち※が見えます。
※魚が体を翻してキラッと光る様子
あの平打ち、あのシルエット、間違いなくタナゴ類。しかもでかい。サイズ的にオオタナゴかカネヒラでしょう。
ここは漁村で竿を垂らすのは明らかに迷惑なのでやめておきますが、ここで竿を出せないのが、もどかしい。
見たいものは見れたので大満足です。時間をかけて来た甲斐がありました。
◆辿り着いたのはタナゴの楽園
移動中に気になっていた場所に立ち寄ります。
日本円にすると数十円程度で、思わず「安すぎない?」と疑いたくなるレベル。
やって来たのはこんな場所。水の透明度も良く、水草も豊富です。観察していると平打ちが見えました。ビンゴです!!
釣れることは確実。気持ちを落ち着けて、一瞬のしもりの動きに合わせます。
今だ
シラカワタナゴ来たーー!!!
ぱっと見は琵琶湖産のシロヒレタビラのような見た目ですが、臀鰭(しりびれ)は内側から黒白黒白に色づいています。光の当たり方によってボディーはメタリックブルーに輝いており、爽やかな印象を受けます!また、思ったよりも体高があります。
これで、コウガイタナゴ→ウエキゼニタナゴ→タイワンタナゴ(大陸型)に続く4種目です。
この場所のポテンシャルはこんなもんじゃないはず。引き続き竿を垂らすと釣れたのはオオタナゴ!
さすが本場のオオタナゴ、日本より大きい…!
婚姻色もはっきり出ています。臀鰭はもちろん、お腹側から背中側にかけての橙から青へグラデーションする婚姻色が、とにかく綺麗。
周囲を回遊してるようで、大きめの個体がポツポツと釣れてくれます。
楽しんでいると次に現れたのは、日本でもお馴染みのタイリクバラタナゴ。
2日目にしてようやく釣れました!ばっちり婚姻色が出ていて綺麗です。台湾で釣った個体は日本と違う感じがしましたが、こちらは日本のタイバラと変わらなそうです。
また、噂には聞いていましたが、中国ではウエキゼニタナゴの方が数が多いというのは本当っぽいですね。本場中国にはもっとうじゃうじゃタイバラがいると思っていましたが、ここまで釣れないとは驚きです。
まだまだ続きます。次に来てくれたのはこの子。
タイワンタナゴです。午前中のポイントより色がはっきりしてるかな?でも個体数は少ないようで、殆ど釣れませんでした。
この場所ラストはもうお馴染みのウエキゼニタナゴ!
水面から飛び出す黄金色は何回見ても美しいの一言。午前中のポイント同様、一番数が多いのはウエキゼニタナゴでした。時系列的にはポイントに到着してすぐに釣れてましたが、紹介が前後したのはご愛嬌(笑)
◆2日目終了
すっかり日が暮れてしまったので本日は終了です。
結局、今日は1日で6種類のタナゴを釣ることができました。非常に満足な釣果です。
≪現時点の釣果≫
・ウエキゼニタナゴ
・タイリクバラタナゴ
・オオタナゴ
・コウガイタナゴ
・シラカワタナゴ
・タイワンタナゴ(大陸型)
目標に掲げていた7種類のうち、まだ釣れていないのは方氏鳑鲏こと、ファンギ(R.fangi)のみ!!
ここまで来たら、逃すわけにはいかない。
3日目へ続く、、、
◆コラム
▪️ウエキゼニタナゴとタイワンタナゴの見分け方
ウエキゼニのオスは婚姻色が出ていれば分かりやすいですが…
タイワンタナゴ(大陸型)
判別ポイントは大きく分けて下記の3つ。上の画像と見比べてみてください。
◆尾鰭の模様
赤線 → ウエキゼニタナゴ
黒線 → タイワンタナゴ
◆ヒゲ
ない → ウエキゼニタナゴ
長い → タイワンタナゴ
◆側線鱗
不完全 → ウエキゼニタナゴ
完全 → タイワンタナゴ
▪️白板3兄弟
中国ではコウガイタナゴ、シラカワタナゴ、オオタナゴを合わせて、白板3兄弟と呼んでいます。臀鰭(しりびれ)がいずれも白く、ぱっと見の姿が似ていることから白板3兄弟と称しているのだと思います。婚姻色が似ており、生息ポイントも重なっていることから見分けるのが難しい3種ですが、見分けポイントを覚えれば(雄の)区別は一瞬でつきます。
①背鰭の分枝軟条を確認
15本以上
→ オオタナゴ
15本以下
→ ②へ
②臀鰭の外縁を確認
黒色
→コウガイタナゴ
白色
→シラカワタナゴ
▪️タイワンタナゴの違い
台湾で釣ったタイワンタナゴとは亜種、あるいは別種扱いされる本種ですが、実際見ても、台湾で釣ったタイワンタナゴとは別種に感じます。何というか、台湾の個体よりギラギラしてない、優しい感じ。もちろん、婚姻色もあるとは思いますが、今見返しても何か違う感じがしますね。
余談ですが、本記事では一貫して『タイワンタナゴ(大陸型)』と表記していますが、一般的には『キビレタイワンタナゴ』と呼ばれることが多いです。
遠征用に下調べしている最中に初めて知ったんですが、タイワンタナゴって地域によってものすごくカラーバリエーションがあるんです。ヒレが白かったり黒かったり、オレンジだったり黄色だったり、ピンクだったり。日本のタビラ類と同様に複数の亜種を内包していると思われます。
キビレタイワンタナゴと書くと、その中の一種に限定されてしまいそうなので、本記事内では一貫してタイワンタナゴ(大陸型)と記載しています。
▪️魚市場の魚
記事に収まらなかったのでこちらに載せておきます!
見たことない魚だ。誰か教えて〜!
ギギとかギハチの仲間かな?
かっこい〜!!!
▪️晩御飯
記事に収まらなかったのでこちらに(以下略)
上海蟹をふんだんに使った小籠包と麺。
濃厚な蟹味噌の味がたまりません…!
明日に備えます




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