王位継承権なしも資産1500億! モナコ大公の非嫡出子、世界を驚かせた“認知”の舞台裏
モナコ公国のアルベール2世大公の庶子であり、伝説の公妃グレース・ケリーの血を引くアレクサンドル・グリマルディ。両親の婚姻関係がない「非嫡出子」として誕生し、公位継承権こそ持たないものの、その存在感で国内外から高い関心を集めています。大学卒業後はニューヨークへ拠点を移すなど、ビジネス界での自立に向けてアクティブに活動中。その知られざる素顔に迫ります。 【写真】グレース・ケリーに激似!? 恋人とのキス写真や水着姿など飾らぬ日常を見せるモナコ公室令嬢
祖母はグレース・ケリー。モナコ大公の長男アレクサンドル・グリマルディ
アルベール2世大公の庶子として、ロイヤルファンの間で注目が高まっているのがアレクサンドル・グリマルディ。2003年8月24日にパリで生まれた彼の祖母は、ハリウッドの大女優からモナコ公妃となったグレース・ケリー。母親はトーゴ出身の元フライトアテンダント、ニコール・コストで、アルベール大公とは約5年間にわたり交際していました。 両親が結婚していない「婚外子」として誕生したため、幼い頃から世間の注目を浴びる宿命を背負ってきましたが、成長するにつれてその洗練された美しさと存在感は増すばかり。モナコの歴史に新たなページを刻む若きスターとして、その動向から目が離せません。
父が大公に即位する直前に明かされた、実子の存在
アレクサンドルの存在が初めて公になったのは、彼が生後19ヶ月の時でした。2005年4月にアルベール大公の父であるレーニエ3世が崩御した直後、母親のニコールがフランスの著名誌『パリ・マッチ』でアルベール大公との間の子どもの存在を告白したのです。このスクープは国内外のメディアで大きな波紋を呼び、公室を揺るがすニュースとして報じられました。 しかし、アルベール大公は真摯に対応し、自身の大公の即位式のわずか6日前にあたる同年7月6日、公式声明を通じてアレクサンドルが実子であることを正式に認めました。誕生当初は母親の姓「コスト」を名乗っていましたが、この公表を機に父方の姓が加わり、現在は「アレクサンドル・グリマルディ」としてロイヤルファミリーとの絆を深めています。
公位継承権はなくとも、保障された巨額の財産相続権がある
アルベール大公の最初の息子であるアレクサンドルですが、モナコの法律により公位継承権は持っていません。それは、モナコの公位継承は婚姻関係にある両親から生まれた子どもである「嫡出子」に限られているため。現在の公位継承順位の筆頭は、アルベール大公とシャルレーヌ公妃の間に生まれた双子のジャック公子となっています。 しかし、公位を受け継ぐことはないものの、アレクサンドルには他のきょうだいたちと全く同等の財産相続権が法的に認められています。アルベール大公は、推定10億ドル(約1500億円以上)とも報じられる莫大な個人資産を保有しており、将来的にアレクサンドルはその一部を受け継ぐことが約束されています。公室の称号や公務の義務に縛られない自由な立場でありながら、将来を約束された独自のポジションに身を置いています。
Kaori Takeuchi