GSRの事業計画

2018年7月19日 (木)

Gantlet Steam Railroadへの構想編:GSRの基本事業構想(その810)

45ミリゲージのライブスティーム模型は、蒸気機関車への入門初心者からベテランまでが楽しめるサイズであります。学校教材レベルの簡易機から超高級機までが揃っているのです。

そのため、機関車構造の違いなども、複数の車両を見比べやすいというメリットがあります。個人で全てを所有していなくても、運転会でじっくり眺めるればその違いがすぐに頭に入ってくることでしょう。

それに対して、より大型の石炭を焚き跨って走るイメージ通りのライブスティームは、もはや模型という様な域を超えた本格派となってしまいます。入門用にはかなり敷居が高いかもしれません。

実際に乗って走らせるという感動は、まさしく大型模型だけに許された世界であります。ところが、大きさの分だけより本物に近付くだけに、例えば持ち運び一つとっても大変なのです。

それでも、実物のSL構造を直感的に知るには、むしろこの位のサイズの方がわかりやすいかもしれません。ただし、机の上で気楽に眺める事やちょっとした運転でさえも、全てが45ミリサイズの様にはいきません。

入門用の簡易機も無いわけではありませんが、それらしいSLの形ともなると金額も俄然張ってきます。元来が魅力的な存在であるだけに、新しい活用方法などが見つからないか思案は続くのであります。

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2018年7月18日 (水)

Gantlet Steam Railroadへの構想編:GSRの基本事業構想(その809)

売れないものは世に出してもらえず、蒸気機関車の入門書も需要が減っている関係からか、新しい書籍を目にしなくなって久しい状況が続いております。

これはネット上でも同じ傾向の様に見えます。それでも蒸気機関車関係がにぎわって見えるのは、過去を含めた撮影関連の作品が多く出ているからでありましょう。

ここに蒸気機関車人気の不思議さがあるのです。産業革命を経験したG7国では、機関車工学的な分野までも高い興味を持たれておりますが、それ以外の国では日本と同じような傾向が見られる様です。

かって日本でも蒸気機関車工学の分野が高い興味を持たれていた時代がありました。一般書店で比較的高価な設計図面集などが売られてたのです。少年向けに丁寧に解説した書籍も幾つも出ておりました。

「きかんしゃトーマス」の人気のおかげで、蒸気機関車とは火を焚き水を沸騰させ蒸気の力で走る動力装置、という正しい認識を今の子供たちでも持っています。

一方、そんな子供たちも実物の蒸気機関車に触れた事はほとんど無い様です。蒸気機関車を見る機会こそたくさんあっても、実際に触われる機会は確かに少なく、今の時代にそれは危険な行為だとされてしまうからかもしれません。

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2018年7月17日 (火)

Gantlet Steam Railroadへの構想編:GSRの基本事業構想(その808)

蒸気機関車の人気がいまだ衰えを知らない状況はうれしい限りです。蒸気機関車が走るとなれば大勢が撮影に集まりますし、模型でもその人気は不動であります。

かってのSLブーム以上のファン数がいるのではないかと、ネット上での興隆から推測する人もおります。残念ながら雑誌は昔の様には売れておらず、販売部数からではファンの数を正しく推定する事はできません。

ところが、そんな蒸気機関車ファンが大勢いるはずの中、ライブスティーム模型への興味は減りつつあるのです。特に若い人の激減ぶりが顕著というのが現状です。

ほとんどのライブスティームクラブでは高齢化の進行が顕著であり、蒸気機関車を扱った書籍の購入読者層は、今や圧倒的に中高年が占めるそうです。

そんな状況のためか、近年若い人や入門者向けの蒸気機関車構造関連書籍がほとんど見られなくなりました。中には誤った記事内容が掲載されていても、編集者さえもチェックできない状況が透けて見えて来るのです。

しかし、次世代ファンを育てなければ、蒸気機関車とは外見だけの特徴認識レベルで留まってしまいます。もっとも、圧縮空気や電動レプリカのSLに将来人気が出ないとは言い切れないのですが。

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2018年7月11日 (水)

Gantlet Steam Railroadへの構想編:GSRの基本事業構想(その807)

蒸気機関車を理解するために最も適した教材がライブスティームです。特に45ミリゲージサイズは、家庭内でも無理なく手元で扱える大きさだと考えられます。

1番ゲージあるいはGゲージと呼ばれる45ミリライブスティームは、人が跨って乗るサイズと比べると金額的にも安い車両が多いので、まさに入門用にもうってつけなのです。

しかし、安いとはいえNゲージよりはるかに高い価格には間違いなく、ブラスモデルのHOゲージ同様、やはり大人世界の趣味でしかなさそうであります。

かといって、廉価なプラモデルのライブスチィームは今のところあり得ません。また、これよりも小型のHOモデルサイズとする事は、ボイラーの性質からも逆にマニアックになり過ぎて扱いが困難です。

一方で支払総額はそれなりの金額となるにしても、分割払いの様な支払方法であれば若い人でも手が出せる様になります。ただし、分割には社会的信用が必要とされるのです。

分冊百科と呼ばれるシリーズ書籍は、事実上の信用調査が無い分割販売と言えましょう。過去に蒸気機関車の大型模型がこの方式で何種類か販売されました。

同じ方法とは行きませんが、これに近い方法を考えて見る事はできます。蒸気機関車を正しく理解するファン層の拡大は、GSR事業企画の重要なミッションの一つなのです。

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2018年6月 6日 (水)

Gantlet Steam Railroadへの構想編:GSRの基本事業構想(その806)

鉄道模型は趣味の王様とも呼ばれる事がある様に、欧米では昔からメジャーなホビーです。そして今日の日本では誰もが認める趣味として認知されているかと思われます。

そうなりますと次はアフリカ大陸や中国など、人口の多い地域での爆発的鉄道模型ブームが予測されそうですが、実際はそうなりそうも無い気配も漂っている様なのです。

その理由は、鉄道模型という比較的高額のホビーが新興国にはまだ馴染まないというよりも、鉄道の発展と産業革命あるいは国の発展がリンクしているか否か、その辺の歴史的経緯が深く関連しているものと思われます。

日本には産業革命が無かったと言われますが、江戸から明治期は自国での独自開発がほとんど無かったにせよ、産業革命にかなり近い環境にあったとも言えるわけです。その主役は軍事装備と鉄道でありましょう。

しかし、戦後に発展してきた国は、既に航空機の時代から始まっており産業革命どころではなく、最近では最初からITだったりするのです。鉄道はトラックや航空などの輸送システムの一つであり、技術の進歩と国の発展というリンクは鉄道には無いのです。

GSR事業企画は、日本だからこそ可能なビジネスかもしれません。戦後の象徴、アラブの石油王はどれだけお金を持っていようとも、蒸気機関車に興味を持っていないと言われておりますが、果たしてその実態はどうなのでしょうか。

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2018年4月30日 (月)

Gantlet Steam Railroadへの構想編:GSRの基本事業構想(その805)

マッチ一本から小さく火の点いた薪が、続いてくべられた石炭により炎となり大量の水を沸かし続け、やがて巨大な鉄の塊りである蒸気機関車を動かせる様にまでなります。

最初の小さな火からは想像もできない瞬間です。こういった一連の作業を間近で見たり体験できるならば、蒸気機関車に対する見方も全く変わって来てしまうはずでしょう。

アウトドアキャンプなどでは、今でも火を焚くという行為が体験できます。水を沸かしたり体を温めたり、あるいは見ているだけでも火とは心が和む存在だとわかります。

恐らく遠い昔から変わらなかっただろう火を焚き水を沸かすという行為が、蒸気機関の発明により産業革命にまで発展いたしました。ただし、実際には火ではなく水が巨大なエネルギー(蒸気=スチーム)となったわけです。

蒸気機関車の本質は、このスチームなのであります。ところが、火や煙と違ってほとんど目視が難しい存在です。さらに蒸気機関車は外見的な特徴性が高く、本来主役たるスチームへの注目は低い実状が見られます。

各家庭が火を焚いて水を沸かしていた時代には、単なる湯気の集まりが巨大機械を動かす事への身近な驚きがあった事かと思います。しかし、今やガスさえ無いオール電化の家も普通となりました。

蒸気で走るから蒸気機関車なのであり、巨大な鉄の塊りを動かすのは高圧蒸気の力なのです。この本質を実感として体験してもらう機会を作らねばいけないと考えております。

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2018年4月19日 (木)

Gantlet Steam Railroadへの構想編:GSRの基本事業構想(その805)

過去の技術は、時代の進歩と共に忘れ去れて行ってしまうのが常ですが、蒸気機関車もその例外ではありません。もちろん、蒸気機関車自体は将来にまで残ると思われますが、その本質を理解できる人達は激減していく事でしょう。

蒸気機関車は、水を沸かした蒸気で走るという構造だという事は、将来においても理解されて行く事は間違いないと思います。しかしながら、蒸気が巨大な動力を生み出す事の本質は、ますます理解されない時代となって行く様です。

ヤカンにお湯を沸かす事と同じ様な原理でありながら、なぜあのようは巨大機械が動かせるのだろうかといった、そういった生活視線からの素朴ば疑問も、日常で蒸気機関車を目にする機会が無ければまず持ち様がありません。

あるいは、生活で火を焚くという行為が無くなった事も大きいでしょう。火の持つ力や神秘性を身近で感じていたからこそ、蒸気機関車という存在は精神的にも大きかったとのだと思われます。

蒸気機関車が最も身近に感じられるはずの模型も、当たり前の様に電動で動く時代なのです。模型ならではのリアルさはその外観にこそ求められても、動力構造への興味を持つ人はほとんど増えては行きません。

本物の蒸気機関車が遠い存在となってしまう時代環境は仕方ありませんが、せめて模型位はできるだけ距離を縮めておきたいところです。そうでないと、頭でこそわかっていても、蒸気機関という古典機械の本質を理解しないファンが増えるだけなのです。

日本におけるライブスチーム模型の衰退は、身近にスチームエンジンと触れる機会の逸失につながっております。本物が遠くなっている時代だからこそ、ライブスチーム模型の存在価値が問われていると思うのです。

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2018年3月27日 (火)

Gantlet Steam Railroadへの構想編:GSRの基本事業構想(その804)

蒸気機関車が走ると大勢の鉄道マニアが集まります。この状況だけをみると、蒸気機関車の人気は将来までも安泰の様にも思えます。そこでは若い人達もたくさん見かけるからです。

しかし、彼らはいわゆる撮り鉄と呼ばれるマニアたちであり、蒸気機関車の構造などにはあまり興味を持ちません。興味を持たないと断定するのは語弊がありそうですが、蒸気機関車の形や走りが好きなのだと言えそうです。

外観に対する興味が中心であれば、模型になった場合も動力へのこだわりはありません。よりリアルな電動模型で十分であり、室内で走らせられないライブスチームは興味の対象外となって当然です。

若い世代は、きかんしゃトーマス世代として育っています。火を焚き水を飲み煙を吐き蒸気で走るのが蒸機機関車である、という確かな常識を持っている世代に間違いありません。

ところが、本物の蒸気機関車に触れる機会は普段全くと言って良いほど無く、映像で見る蒸気機関車の雄姿は、どれも作品としての観点や走行時の貴重性という視点で判断される対象となっている様にみられます。

本来なら、蒸気機関(スチームエンジン)としての凄みや面白さ、あるいは危険性を知ってこそ、コアなファンになってくれるはずです。プロスポーツなどのファンと同様、単に試合を見てくれるだけではないディープなファン層が大きいほど、事業としての将来可能性につながるのです。

蒸機機関車を取り巻く環境には、そのための将来教育機会があまりありません。鉄道雑誌などで特集があっても、実際に整備工場など実物の現場に行く事はまずできません。そこで、ライブスチーム模型ならその代わりができるのではないかと考えるのです。

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2018年3月26日 (月)

Gantlet Steam Railroadへの構想編:GSRの基本事業構想(その803)

実物の蒸気機関車を走らせるGSR企画で、なぜ模型のSLが関係して来るのでしょうか。それは、現在や将来の蒸気機関車を取り巻く環境を考えるからであります。

既に蒸気機関車は、あえて見に行かない限り走っている姿を目にできなくなっております。日常的に目にしないという事は、一般的には自分の中での優先順位が下がる環境であることを意味します。

普段から目にしていれば、その存在は絶えず自分の意識の中に強くあり続けます。憧れの自動車などもそうでしょうが、自宅で眺める模型とは夢につながる役割を果たし得るのです。

模型であっても電気モーターではなくボイラーで動くライブスチームには、本物の蒸気機関車を想起させるだけの力が十分あります。

確かに、観光としての蒸機列車に乗りに来る大半の方はマニアではありません。しかしながら、コアなマニアがいない様な事業では継続する事が難しいのです。

そのコアな蒸気機関車マニアは自然増殖しません。また、蒸気機関(スチームエンジン)でなくとも、蒸気機関車の形さえしていれば良い、という雰囲気さえ生まれて来ております。

一方、電動のきかんしゃトーマスでは無く、本物の蒸気機関車のトーマスが人気という現実もあります。今の時代は、まさにその分水嶺に位置するのだと考えられるのです。

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2018年3月25日 (日)

Gantlet Steam Railroadへの構想編:GSRの基本事業構想(その802)

現在のきかんしゃトーマスの人気が、なぜ本物と同じ構造である蒸気機関車模型のライブスチーム人気へとつながらないのか、その辺を考察して見ると色んな事情が見えて来る様です。

模型とGSR事業企画に何の関係があるのだと言われそうですが、実物人気と模型人気は深い比例関係にあります。そしてその模型が構造的にもリアルであるほどに人気が高くなるという関係は、蒸気機関車を21世紀に走らせるGSR企画にも色んな示唆を与えてくれるのです。

鉄道模型の場合、どうしても走らせる場所の問題が取り沙汰されるところでしょう。しかし、それは戦艦だろう航空機だろうとも同様の問題なのです。また、人気があれば走らせられなくても飾るだけでも満足できる存在でもあります。

ライブスチーム模型の全盛期というものがあったのかどうか、その辺の一般認識があるのかは定かではありません。それでも現役蒸気機関車に触れた世代にとっては、ライブスチームこそ鉄道模型としての最高峰に位置していました。

一方、きかんしゃトーマス世代にあっても、蒸気機関車とは石炭(火)を焚いて水を沸騰させて走るという機械だという事を、イメージとしてはかなり正しく持っております。

それでも、外見がリアルである事の方が模型としては高人気であり、実際に火を焚くライブスチーム模型にはあまり興味を持たれていない様です。彼らには模型は電動で十分だという意識がある様にもそこには見えるのです。

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