ベネズエラ地震 犠牲者1700人超に 6日ぶり“奇跡的”3歳児救出
日テレNEWS NNN
南米ベネズエラで6月24日に発生した地震は死者数が1700人を上回りました。こうした中、生存率が急激に下がるとされる「72時間」をこえて、6日ぶりに3歳の子どもが救助されました。 【画像】ベネズエラ地震 壊滅被害も…がれきの中から生後18日の赤ちゃん救出
■地震発生から約6日後
救助隊員が、がれきの中を捜索しています。閉じ込められていたのは3歳の子どもでした。 地震発生からおよそ6日後に救助隊員の手によって救出され、医療スタッフによる治療を受けているということです。 合わせて27か国から2000人以上の救助隊員と160頭以上の救助犬が派遣されていて、6月28日には、がれきの中から新たに7人が救出されました。 ただ、今回の地震では、これまでに1700人以上が死亡し、行方不明者も5万人近くいるとみられています。
■“パンケーキクラッシュ”で犠牲者増か
なぜ、ここまで被害が広がったのか。かつてベネズエラで地震の調査をしたことがある専門家に話を聞きました。 神奈川大学・荏本孝久名誉教授 「建物の構造が、必ずしも地震に対して強い構造になっていない。真ん中に映っている建物の壊れ方がパンケーキクラッシュというものになるのでは」 指摘したのは、建物の柱などが強度を失って壊れ、各階が垂直に崩れ落ち、折り重なった状態になる“パンケーキクラッシュ”です。 神奈川大学・荏本孝久名誉教授 「これ(パンケーキクラッシュ)が起きると、中にいた人は閉じ込められて、なかなか外に逃げられない。この壊れ方をすると犠牲者はどんどん増える」
■“大きい地震”立て続けに発生
また、荏本さんによると、今回の被害拡大の原因はもう1つあります。 神奈川大学・荏本孝久名誉教授 「2つ連動しながら大きい地震が起きるのは、非常に大きな影響がある」 今回、マグニチュード7.2の地震が起きたあと、わずか39秒後にマグニチュード7.5の地震が立て続けに発生したことが被害拡大の原因の1つではないかと指摘します。 神奈川大学・荏本孝久名誉教授 「かなり大きい揺れが構造物を襲うと、構造物は損傷するわけで、そういう建物は強度が落ちるから、次にやってくる大きな地震に対して当然持たない。近くの場所で大きな地震が(今後も)起きる可能性はある」 (6月30日放送『news zero』より)