「複数園児に暴行」――殺人未遂と傷害罪に問われた元保育士、被告人質問で供述
保育士として勤務していた鹿児島市の認定こども園で2024年6月、当時2歳の男児を切り付け、1歳の女児に暴行し負傷させたとして、殺人未遂と傷害の罪に問われた無職の女(23)=南九州市知覧町西元=の裁判員裁判第4回公判が30日、鹿児島地裁(小泉満理子裁判長)であった。被告人質問で、被告は被害者2人を含む複数の園児に計10回ほど暴行していたと供述した。 被告は、同年4月下旬から、自身に懐かない当時1〜2歳の5人の園児を手で押して壁にぶつけたり、転ばせたりしたと言及。切り付けられた男児が、事件前日の昼寝の時間に左首から血を流していたことについて、「自分の右手の爪で傷を付けた」と述べた。 動機として、園児に懐かれない悩みや上司の厳しい指導があったと説明。「痛い目に遭わせれば言うことを聞くと思った。けがをすれば保護者が上司を叱ってくれる。ストレスを発散したかった」と話した。 被害園児には「痛くて怖い思いをさせて本当に申し訳ない。一生消えない傷を付けてしまい、どれだけ謝罪しても許されないことをした」と述べた。
起訴状によると、24年6月7日午前10時55分ごろ、園内で殺意を持って男児をカッターナイフで切り付け約1カ月のけがを負わせ、同3日朝には、女児の鼻を木造の棚に打ち付け約7日間の打撲などのけがを負わせたとされる。被告は殺意について否認している。
南日本新聞 | 鹿児島
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