【日本の設計者がCADの前で悩んでいる間に、
中国は3回目の試作を壊している】
中国メーカーの開発スピードが速い理由は、
エンジニアの技術力だけではありません。
決定的な差は、
「失敗しないための準備」に時間を使うか、
「失敗から学ぶ試作」を最速で回すか。
ここにあります。
日本の設計現場では、まずDR用の資料を整える。
他部署の承認を取り、リスクを洗い出し、
公差計算と干渉チェックを詰める。
もちろん、それ自体は必要です。
安全や品質に関わる部分まで雑にして
いいわけではありません。
ただ、問題はそこから先です。
どうでもいいカバーやブラケット一つにまで
完璧を求めていないか。
出図前の不安を潰すことに時間を使いすぎて、
現物から学ぶ機会を失っていないか。
一方で、速いメーカーは寸法が多少怪しくても、
まず削り出して組み付ける。
干渉したら直す。
割れたら形状を変える。
合わなければ次の試作を手配する。
日本が図面上で1ヶ月悩んでいる間に、
彼らは実機で3回失敗して、3回分学んでいる。
差がつくのは、最初から完璧な図面を
描けるかどうかではない。
失敗をどれだけ早く、安く、次に変えられるかです。
CADの中で勝とうとしている間に、市場では10年分の差がついています。