関西六大学選抜が2年ぶりV 関西オールスター5リーグ対抗戦の活躍選手をピックアップ
【球界ここだけの話】関大の54年ぶり3度目の優勝で幕を閉じた大学選手権から、わずか5日後。わかさスタジアム京都で、関西の大学野球界の祭典が幕を開けた。今年で33回目となった大学野球関西オールスター5リーグ対抗戦は、6月19日から雨天順延を含む4日間で行われ、関西六大学選抜が優勝。秋の神宮大会出場をかけた大阪市長杯のスーパーシード権を獲得した。普段はライバル関係にある選手同士がチームメートとなり、異なるリーグの選手との「一期一会の勝負」を楽しみながらも、秋の大きなシードをかける真剣なまなざしに、観客も心を打たれたことだろう。今大会で活躍が光った選手を紹介する。 2年ぶり5度目の頂点に立った関西六大学選抜。近畿学生選抜との決勝は、前半に点の取り合いとなった中、五回から登板した藤本颯太投手(龍谷大4年)が好投。5回を投げて打たれた安打はわずか3本、6奪三振無失点で胴上げ投手に。大会のMVPにも輝いた。大舞台での経験を糧に、学生生活最後のシーズンとなる秋の活躍も楽しみだ。 準優勝の近畿学生選抜は、中浜遙都捕手(阪南大4年)の打棒が光った。初戦の京滋大学選抜戦では、打った瞬間それと分かる豪快な2ラン本塁打を放つと、決勝では右に左に打ち分けて3打席連続安打。敢闘賞に輝いた近畿学生を代表する「打てる捕手」が今秋、阪南大20年ぶりのリーグ優勝に導けるか。 3位の阪神大学選抜からは、山下世虎内野手(大体大4年)に注目。関西学生選抜との3位決定戦では、大学選手権で好投を披露し、来秋のドラフト候補に上がる百合沢飛投手(関大3年)の直球を左中間スタンドまで運ぶ満塁本塁打を放った。下関国際高では主将として夏の甲子園準優勝。大体大でも主将を務めてきた生粋のリーダーが、大仕事をやってのけた。 大学選手権でMVPを受賞した関大・米沢友翔投手や、今秋のドラフト候補に挙がる立命大・有馬伽久投手、近大・宮原廉投手らが、同時期に神奈川・平塚市で開催された大学日本代表候補合宿に参加。今大会には参加できなかった(関西六大学所属大学から代表合宿に選出された選手は、大会初日のみ参加)が、今年もハイレベルな戦いが繰り広げられた。各選手は春の収穫と課題を得て、ひと夏を越えて秋のリーグ戦へ。関大の全国制覇で注目度も増した関西の大学野球から目が離せない。(森口友翔)