統合初年度となった本年度同校では、「つながり」を大切にした取り組みを展開。6年生は総合的な学習の時間で「地域の未来をつなぐ」をテーマにした学びを始めており、学校が一つになった今、地域の人が「どのような思いを持っているのか」「地域の良さやこれからの願いについて」話を聞くことにした。今回の語る会は「学校と地域の再構築」を掲げて、地域の未来について自分たちにできることを考える最初の一歩に位置付けている。
この日は同校区の朝見、西黒部、東黒部、機殿地区の各住民自治協議会役員や学校ボランティアら18人が来校。児童たちは事前に考えた質問を基に、旧校区ごとに9班に分かれて、地域の人にインタビュー形式で話を聞いた。
質問は主に▶学校統合について▶地域について▶心配していること▶未来について▶その他──。学校統合について住民からは「子供たちの声やチャイムが聞こえなくなったのはさみしいけれど、こうして(統合した)学校に来ると人数が増えて活気があっていいと思う。みんなから元気をもらう」、東部北小の未来に期待することでは「今を楽しく過ごしてもらえたら」「進学などで地域を出ていくこともあると思うけど、この地域を好きになってほしい」、閉校した施設については「体育館とグラウンドは地域の人がいつでも使えるようにしてほしい」、その他では「みんなはそれぞれ四つの地区から通っているので知らない地区については友達に聞いて知ってほしい」などの声が出た。
星山葉大(ようた)君は「四つの学校が統合した感想を聞いたら『元気があっていいいと思う。中学生になっても頑張って』と言われたのでうれしかった。きょうの意見をこれからの学習に生かしたい」、大津凜愛(りあら)さんは「いろいろ話して地域の人と仲が深まったと思う。学校のことを聞くと『子供たちが安心して行ってくれるのが一番うれしい』と言ってもらったことが一番うれしかった。地域の人に感謝したい」などとそれぞれ話した。
インタビューを受けた野林恵利子さん(75)=佐久米町=は「友達が増えてみんな成長したように思います。切磋琢磨(せっさたくま)して個性をきらきら輝かせてほしい」と児童を見つめながら話した。