7年ぶり復活へ200年続く松明行列 鶴岡市大山地区で住民が準備 コロナ禍乗り越え伝統継承へ
鶴岡市の椙尾神社で200年以上前から行われてきた「松明行列」がコロナ禍の中止期間を経てことし7年ぶりに復活します。6月30日に迫った本番に向け、地区の住民たちはそれぞれの思い出とともに準備に取り組んでいます。
この日、鶴岡市大山地区のビニールハウスに住民たちが集まり、ある作業が行われていました。
手にしているのは1か月間乾燥させた菜の花の束。それを複数組み合わせて大きな束を作っていきます。
椙尾神社 権禰宜 菅原光彦さん「6月30日の『夏越の大祓』その後引き続き実施する『松明行列』のたいまつを作製していた」
大山地区にある椙尾神社で200年以上前から行われてきた「松明行列」。地区の住民たちが火をつけたたいまつを手に神社周辺を駆け抜けます。
これは神社に御神体を導くために住民たちがたいまつで道を明るく照らしたという奈良時代の言い伝えが基になっています。
毎年6月30日の「夏越の大祓」に合わせて行われてきましたが、新型コロナの影響で中断を余儀なくされました。
そんな中、椙尾神社の権禰宜を務める菅原光彦さんを筆頭に住民有志の声がけでことし7年ぶりに「松明行列」が復活することになりました。
会話「すごく要望が多くてやりたいという要望が多かった」「外のお祭りに行くとおじいちゃん方に言われる『お祭りはな省略するもんじゃない』」
地区の住民たちはそれぞれの思い出とともにたいまつ作りに励んでいました。
住民「家のすぐ裏が神社。向こうから来ると私の家が燃えているように見えた。もう煙たくて煙たくてそれがまた見られるのが本当に楽しみ」
住民「コロナで無くなってしまっていたので、何か機会があれば走りたいと思っていた。小さい頃は引きずった感じなのでことしは担いで走れれば」
住民「大変ですけどこれが後につながってくれればありがたい。そのために頑張る」
椙尾神社 権禰宜 菅原光彦さん「今回は復活を強調して負担がかかるところは負担を減らしてという計画でシンプルにだけど基本は忘れず」
7年ぶりの「松明行列」は6月30日の午後8時から行われる予定です。