デ・ロイテル (デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン) 級軽巡洋艦1番艦アルミランテ・グラウ
性能諸元
・基本性能
| Tier | 8 | 種別 | プレミアム艦艇 |
|---|---|---|---|
| 艦種 | 巡洋艦 | 派生元 | - |
| 国家 | パンアメリカ | 派生先 | - |
| 生存性 | 継戦能力 | 33,900 | |
| 装甲 | 全体 | 13-100mm | |
| 艦首甲板 | 25mm | ||
| 甲板 | 25-75mm | ||
| 艦尾甲板 | 30mm | ||
| 砲郭 | 50-100mm | ||
| 底部 | 40mm | ||
| 対水雷防御 | ダメージ低減 | 19% | |
| 機動性 | 機関出力 | 85,000馬力[hp] | |
| 最大速力 | 32.0ノット[kt] | ||
| 旋回半径 | 700m | ||
| 転舵所要時間 | 9.1秒 | ||
| 隠蔽性 | 通常 | 火災 | 煙幕 | |
|---|---|---|---|---|
| 海面発見距離 | 11.9km | 0.0km | 5.9km | |
| 航空発見距離 | 8.5km | 0.0km | - |
| 射撃管制装置 | 船体 | モジュール | 主砲射程 | 最大散布界 |
|---|---|---|---|---|
| - | Mk8 mod.1 | 16.1km | 144m |
| 主砲 | 船体 | 口径 | 基数×門数 | 最大ダメージ(火災) | 装填 | 180度旋回 | 弾種 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 152 mm/53 | 4基×2門 | HE弾 2,150(11.0%) AP弾 3,000 | 7秒 | 22.5秒 | HE AP |
| 爆雷 | 船体 | 最大ダメージ | グループ数 | 投下数 | 装填時間 |
|---|---|---|---|---|---|
| A | 2,300 | 2 | 10 | 40秒 |
| 対空砲 | 船体 | 距離 | 口径 | 基数×門数 | 継続的秒間ダメージ (爆発ダメージ*1) | 命中精度 | 有効ゾーン 0.1km - |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| - | 中 | 57mm/60 SAK Model 1950 40mm/70 SAK-40/L70-350 | 4基×2門 8基×1門 | 672 | 90.0% | 4km | |
| 長 | 152mm/53 Model 1942 | 4基×2門 | 74 (4×1,680) | 90.0% | 6.9km |
| 戦闘 命令 | メーター増加条件 | メーター増加量 | |
|---|---|---|---|
| 非発見状態を維持する | 10% / 5秒 | ||
| メーター減少条件 | メーター減少量 | ||
| 30秒以上発見状態になる | 2% / 秒 | ||
| ブースト内容 | ブースト効果 | 効果時間 | |
| 主砲の装填時間 | -66% | 30 秒 | |
・アップグレード
| スロット1 | スロット2 | スロット3 | スロット4 | スロット5 | スロット6 |
| ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
搭載可能アップグレード
| 1 | 主砲兵装改良1 | 主砲および魚雷発射管の機能停止発生率 -20% 主砲および魚雷発射管の抗堪性 +50% 主砲および魚雷発射管の修理時間 -20% | |
| 副兵装改良1 | 副砲の抗堪性 +100% 対空砲座の抗堪性 +100% | ||
| 弾薬庫改良1 | 自艦の弾薬庫誘爆率 -70% | ||
| 応急工作班改良1 | 応急工作班の有効時間 +40% | ||
| 2 | ダメージコントロールシステム改良1 | 浸水発生率 -3% 火災発生率 -5% | |
| 機関室防御 | 主機損傷確率 -20% 主機修理時間 -20% 操舵装置損傷確率 -20% 操舵装置修理時間 -20% | ||
| 水中聴音改良1 | 水中聴音の有効時間 +20% | ||
| 対空防御砲火改良1 | 対空防御砲火の有効時間 +20% 消耗品「対空防御砲火」の準備時間 -10% | ||
| 3 | 主砲改良2 | 主砲旋回速度 +15% | |
| 対空砲改良1 | 優先対空セクターの準備時間 -20% | ||
| 射撃システム改良1 | 主砲弾の最大散布界 -7% 魚雷発射管旋回速度 +20% 副砲最大射程 +5% 副砲弾の最大散布界 -5% | ||
| 4 | ダメージコントロールシステム改良2 | 浸水復旧時間 -15% 消火時間 -15% | |
| 推力改良2 | 最大出力への到達時間 -50% 艦が移動を開始する際のエンジン出力を向上 | ||
| 操舵装置改良2 | 転舵所要時間 -20% | ||
| 5 | 魚雷発見システム | 魚雷の強制捕捉範囲を 1.8km という固定値に向上 | |
| 隠蔽システム改良1 | 発見距離 -10% | ||
| 操舵装置改良3 | 転舵所要時間 -40% 操舵装置修理時間 -80% | ||
| 艦艇消耗品改良1 | 艦艇の消耗品の動作時間 +10% |
・消耗品
ゲーム内説明
ペルー海軍の旗艦には、伝統的にミゲル・グラウ・セミナリオ提督に因んだ艦名が与えられ、歴史上に5隻の艦艇がありました。本艦アルミランテ・グラウはその5隻のうち3番目の艦艇であり、元はオランダ海軍の2代目デ・ロイテル級で、近代的なレーダー設備を備えた軽巡洋艦として建造され、1953年に就役しました。1973年、ペルー海軍に買い取られアルミランテ・グラウと改名されてからは45年の間、ペルー海軍の旗艦として勤めた後、2017年9月に退役しました。退役する頃には世界最後の砲熕巡洋艦でした。
解説
初心者で購入を検討されている方へ
ver.0.12.3.1で追加されたパンアメリカのTier8巡洋艦、プレミアム艦艇。
元はオランダで建造されたデ・ロイテル級の1番艦であるDe Zeven Provinciënを、ペルー海軍が購入した後の艦の姿である。
De Zeven Provinciënで使えた空襲を捨て、パンアメリカ国籍の特徴と言える戦闘司令を代わりに搭載している。
- 抗堪性
De Zeven Provinciënと同様に、Tier8軽巡としてはHPが少ない部類に入る。
実装当初は修理班を搭載しておらず、De Zeven Provinciënよりも生存性は低かったが、ver.15.4から修理班を追加搭載された事で以前よりも生存性が上がっている。
装甲に関しては基本装甲は25mmで、格下軽巡のHEや大口径砲のAPとSAPには弱い。一方で、喫水線付近(艦首以外)や艦尾・バルジに50-75mmの装甲帯を有しており、引き撃ち姿勢ではAP弾の跳弾を狙える。また、VPが非常に細く、喫水線下深くに配置されているため貫通されにくい構造になっており、大口径APに対しては過貫通も期待できる。
VPを撃ち抜かれないよう姿勢に気を付けて修理班を上手く使えばしぶとく戦える。
- 主砲
本艦のセールスポイントの1つ。
De Zeven Provinciënと同じく全周砲塔の152mm砲を前後に2基ずつ8門搭載する。弾道は軽巡砲としてはやや高いが、155mm砲の最上やBayardといった低く飛ぶ弾道に近い。
再装填時間が7秒とDe Zeven Provinciënから0.5秒悪化しており、DPMはライバルである米巡Clevelandの6割ほどしかない。しかし、本艦は30秒間装填時間を約1/3にする戦闘司令が使えるため、(一時的にではあるが)De Zeven Provinciënと上回る火力を出す事ができる。
艦長スキルのIFHEを取得すると貫通力が37mmまで上昇するが、米戦艦の甲板38mmにあと一歩届かない事や発火率も半減するため、取得するかどうかは要熟慮する必要がある。
- 爆雷
空襲爆雷ではなく投下式である。
同格と比較すると、爆雷の威力はTier8としては並だが、1グループの投下数は多めである。
- 対空火力
本艦のセールスポイントその2。
De Zeven Provinciënと同様に高い対空火力を有しているが、先の艦には無かった消耗品「対空防御砲火」を独立スロットで使用可能なため、Tier10艦が霞むほどの猛烈な対空火力を有している。対空火力に特化すれば艦隊防空から個艦防空まで一手にこなせるようになる。
最良隠蔽であれば航空発見距離と長距離対空兵装が同じ6.9kmになるため、対空のオンオフ切替が不要であり、対空セクターが非常に楽と言える。しかし、長距離から発見されやすいため、敵からの長距離射撃を受けないように立ち位置に気を付ける必要がある。
- 機動性
遅いの一言。
De Zeven Provinciënに搭載していたエンジンブーストが本艦にはないため、終始32ノットと遅い速度で戦わなければならない。また、転舵所要時間も先の艦と同じく9.1秒と重い。幸いにもDe Zeven Provinciënと異なり空襲関係のUGを搭載する必要がないため、推力改良1か操舵装置改良1のどちらかを搭載して足回りを改善させる事ができる。
- 隠蔽性
De Zeven Provinciënの11.5kmから悪化し、11.9kmになってしまっている。最良隠蔽は9.6kmになるが、同格巡洋艦と比較すると良好な値である。後述する戦闘司令の発動条件を踏まえると隠蔽特化は必須。
- 消耗品
- 修理班
ver.15.4から追加された消耗品。
De Zeven Provinciënには搭載しているが、本艦には搭載されていなかった。そのため、長らくは生存面では劣っていたものの、当消耗品が追加された事で本艦の生存性は飛躍的に向上している。
パンアメリカ所属のユニーク艦長「Joaquim Marques Lisboa」には艦長スキル「抗堪専門家」にボーナスが乗るため、修理班と併用すれば並の軽巡よりも高いHP量を確保する事が出来る。 - 水中聴音
De Zeven Provinciënにはなかったソナーを搭載している。性能はTier8巡洋艦としては標準的な性能である。機動性の悪さから、足回りが不安な本艦にとってありがたい消耗品と言える。 - 対空防御砲火
対空火力の項でも触れたが、本艦は高い対空性能に加えて当消耗品まで搭載している。まさに鬼に金棒な組み合わせと言える。
- 修理班
- 戦闘司令
本艦3つ目のセールスポイント。
非発見状態になると5秒毎に戦闘司令のゲージが10%進捗し、100%になると30秒の間、主砲の再装填時間が-66%になる非常に有用な戦闘司令である。この戦闘司令が発動中のDPMはClevelandの1.8倍の高レートの火力を叩き出せるようになる。隠蔽を維持すればするほどDPMは上昇し、常に隠蔽状態であれば通常の約1.75倍まで向上させられる。逆に発砲すると隠蔽状態を維持できない場合は通常のDPM(Clevelandの6割ほど)よりも下になってしまう。
実際には常に隠蔽状態を維持したまま発砲するような機会は少なく、固定砲台化しただけでは勝利に繋がるとは言い難い。味方駆逐艦への火力援護や大型艦同士の砲戦に対する火力支援など、局地的短時間の超高火力を提供して戦闘を有利に運ぶ運用が望ましいと言える。
なお、ユニーク艦長「Joaquim Marques Lisboa」の固有スキル「マスター・アンド・コマンダー」を使えば進捗ゲージを50秒から40秒に短縮させる事が出来る。艦長スキル「抗堪専門家」のボーナスも考えると本艦と同艦長はとことん相性が良いと言える。
- 総評
島裏・不意打ちに特化したDe Zeven Provinciënである。
上手く隠蔽管理をする事で限定的に高DPM火力を提供できる無二の巡洋艦になっている。敵駆逐艦を一瞬にして沈められたり、大量の弾幕で大型艦を前に出させないなど、状況を有利に運ぶのに適した艦と言える。実装した頃と比べると高火力を犠牲に修理班を捨てた事でDe Zeven Provinciënよりも生存性が劣るとされていたが、現在では修理班を獲得した事でその弱点が無くなり以前よりも戦いやすくなっている。
しかし、撃たれ弱さは相変わらずであり、敵に見つからないように戦闘司令のゲージを貯める隠蔽の管理と射撃時に敵の射線を切りながら(又はヘイトを集めない)砲撃を行うなど、高い射線管理能力も問われる繊細さも求められる難しい艦である。下手に敵に見つかると機動性の悪さからして逃げきれないのでちょっとしたミスが轟沈に直結する。
Bayardと同じペラペラ高火力艦の一隻であり、いかに一方的に火力を押し付けるかが大事である。軽巡に熟達した艦長ならば乗りこなせるであろう。
史実
- ペルー海軍に売却された経緯
1950年代頃から南米の軍拡競争は激化し、各国が軽空母や巡洋艦の購入を模索する中、チリ海軍も空母の保有を検討したが実現には至らなかった。そのためチリはやむなくスウェーデン海軍から巡洋艦「イエータ・レヨン」を1971年に購入(後のアルミランテ・ラトーレ)し、戦力を増強した。これに対し、ペルー海軍は地域的な海軍力の均衡を維持するため対抗措置を講じ、オランダ海軍からデ・ロイテル級巡洋艦2隻(デ・ロイテル、デ・ゼーヴェン・プロヴィンシェン)を購入した。ペルー側ではそれぞれ「アルミランテ・グラウ(CLM-81)」「アギーレ(CLM-84)」と命名され、特に旗艦となったアルミランテ・グラウはイタリア製のオトマート対艦ミサイルを搭載するなどの近代化改修を受けつつ、2017年9月まで現役を務め上げた。
この艦が特筆されるのは、第二次世界大戦終結以前に設計された艦艇でありながら、152mm連装砲を主体とする「最後の砲撃巡洋艦」として、ミサイル時代においても長らくその砲火力を保持し続けた点にある。姉妹艦のアギーレが早々に後部主砲を撤去し対空ミサイル艦へ改装されたのに対し、アルミランテ・グラウは砲撃巡洋艦としての威容を長く維持したことで、海軍史に残る貴重な艦艇となったのである。
- その後
2017年の退役後、ペルー海軍は同艦を博物館船として保存することを検討していた。しかし、老朽化による石綿(アスベスト)の問題や、維持にかかる多額の費用、そして資金不足が大きな壁となり、保存計画は頓挫した。結局、2022年2月に同艦の売却が発表された。同年7月には母港であったペルーのカヤオ港を離れ、最終的な解体地へと曳航されていった。
小ネタ
先だって実装されていたオランダのDe Zeven Provinciënは同級の2番艦であり、1番艦の本艦とは同一艦ではない。
本艦の実装により、時代は違えど1番・2番艦の両方が出揃うことになった。
史実欄にもある通り、2番艦も売却され「アギーレ」と改名されているが、こちらは1999年に退役・解体されてしまっている。
最近2番艦と名前の由来を同じくする重巡が追加された。同じくオランダ製の船であるが、本級との関係はない。
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