「判決の瞬間、スキップしてVサイン」交際相手の乳首と指を切断した佐藤紗希被告(当時23)に下された判決
交際相手のAさんに乳首の切断、斧を使った左手薬指の切断など凄惨な虐待を加えたとして起訴された佐藤紗希被告(当時23)。2026年6月19日、大阪地裁で懲役3年・保護観察付き執行猶予5年の有罪判決が言い渡された。判決言い渡しの直後、佐藤被告は満面の笑みを浮かべてスキップし、両手でVサインを見せた。 【画像】「まな板の上に置かれた指に、斧を振り下ろし…」被害者Aさんの欠損した指を見る(閲覧注意)
「被害者が同意していた」――身勝手な弁明のすべて
法廷で佐藤被告は、一連の行為についていずれも「Aさんが望んだことだ」と主張し続けた。乳首の切断については、「実験させてと言ったら、『いいよ』と言われた。嫌がっている様子はなかった」と述べ、左手薬指の切断についても、「Aさんは『やり遂げたい』と言ってた」と語った。さらに斧はAmazonで2人一緒に購入したのだと言い、自らの行為を正当化し続けた。 しかし検察官から「初公判のときは被害者の自傷行為だと言っていませんでしたか?」と問いただされると、佐藤被告は「ハイ……」と認め、ずっとウソをついていたことを認めた。 「乳首を切られて、指1本欠損、顔面を殴られ、300万円。本当にそれで許していると思いますか?」との検察官の問いに、佐藤被告は「私は思いません」と答えた。 藤永祐介裁判長は「被害者に一生残るケガを負わせた。そのことを忘れないようにしてください」と説諭し、「被害者の同意があると誤信していた」という佐藤被告の主張をすべて退けた。それでも執行猶予が付いたのは、示談成立と遅まきながらの自白、そして境界性パーソナリティ障害の治療への取り組みが考慮されたためだ。 判決文が読み上げられる間中、泣きづめだった佐藤被告が、宣告が終わるなりスキップでVサインを見せた姿は、被害者の痛みへの想像力が、最後まで欠けていたことを物語っていた。
「文春オンライン」編集部
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