立憲民主党の古賀千景参院議員が15日の参院決算委員会の質問で、「自衛隊に行く子供は経済的に厳しい。豊かな子供は自衛隊とか(には)ならない」と述べた。
命がけで日本と国民を守っている自衛隊と隊員を侮辱し冒瀆(ぼうとく)する発言だ。明白な職業差別でもある。到底容認できない。
小泉進次郎防衛相が「事実誤認だ。一面的な自衛官、自衛隊の家族への見方なのではないか」と反論したのは当然だ。
決算委員会はざわつき、古賀氏は謝罪・撤回した。立民は厳重注意した。だが、それで済む話ではなかろう。立民は、党として古賀氏の発言への見解を示し、自衛隊を再び侮辱することがないよう所属議員の教育を徹底する対策を講じるべきだ。
古賀氏は、水岡俊一立民代表と同様に日教組の組織内議員だ。反自衛隊色の強い偏向教育をしてきた日教組の出身であることが、今回の偏見に満ちた発言の一因になっているのではないか。
古賀氏の発言は、防衛省が小学校高学年から高校生向けに作った冊子「まるわかり!日本の防衛 はじめての防衛白書2024」の小学校への配布を問題視する中で飛び出した。
冊子は北朝鮮の核・ミサイル開発、ロシアや中国の軍事活動に触れ、防衛力強化や日米同盟の大切さを説いている。
古賀氏は「学校には北朝鮮、中国、ロシアの子供たちも通っている。この子供たちの目にこれが触れたときに、どのような傷を負うか配慮したのか」と質(ただ)した。
小泉氏は「近隣諸国の子供たちに配慮というが、自衛官の子供たちも学校に通っている。その子供たちの環境への理解を広げることが最優先ではないか」と切り返した。小泉氏の言う通りで、古賀氏は一体、どこの国の国会議員なのか。
冊子は、ロシアのウクライナ侵略を巡り「ウクライナは、『国を守るために十分な力を持っておらず、攻め込んでも大丈夫』とロシアから思われた」とし抑止力の大切さを説いた。
古賀氏は、ウクライナとロシアの意見を平等に伝え、戦争に苦しむ人に思いを馳(は)せることが「政治的中立だ」と冊子を批判した。ロシアの侵略は明らかで、古賀氏の偏った言動は侵略者を喜ばせるものだ。