奈良にも大雨、住宅被害169棟に拡大 泥のかき出しに追われる住民
26日から降り続いた大雨の影響で、奈良県内では27日、住宅の被害が計169棟まで拡大した。雨が降り続くなか、住民らは片付けに追われた。 【写真】竜田川の護岸ブロックが崩壊していた=2026年6月27日午前11時22分、奈良県平群町椿井、安河内敬志撮影 県のまとめなどによると、27日午後3時半時点での住宅被害は、床上浸水が77棟、床下浸水が89棟、一部破損が3棟となった。竜田川がはんらんした影響もあって、生駒市内の浸水被害は計120棟に及んだ。竜田川では護岸ブロックが複数箇所で崩壊したほか、秋篠川や富雄川でも護岸ブロックが崩れたという。 生駒市俵口町では住宅地の一部が崩れて土砂が道路をふさいだ。市によると、道路の復旧に数日かかる見通し。このほか、道路がえぐれて水道管が露出した北新町など計4カ所で通行止めを実施したという。 竜田川沿いの生駒市中菜畑2丁目に住む渡辺誠四郎さん(84)と森本孝行さん(77)は27日、床下浸水した自宅前で、たまった泥をかきだしていた。 森本さんらによると、川は26日午前6時半前後から急に増水したという。あっという間に歩けないほどの勢いで道路に流れ出し、一時は腰の高さまでになった。15年ほど前にもあふれ出たことはあったが、家への浸水はなかったといい、「被災地の様子をテレビで見ることはあったが、まさかここで」と話していた。(安河内敬志、神田剛)
朝日新聞社