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月夜に溺れる/Novel by 角煮くん

月夜に溺れる

11,968 character(s)23 mins

エースだけがループする世界でフロイドと恋をする話

※何でも許せる方向け
※オリジナルループ設定
※ユニ魔の解釈自信なし
※監督生結構喋ります
※誤字脱字矛盾点等はお見逃し下さい🙇‍♂️

***
(以下読まなくて良い独り言)

書き終わったものを読んでみたらトンデモ設定すぎかも…となって没を検討したのですが、折角書いたので供養させてください…😇🙏
フロエーくんのしっとりとしたお話が書きたくなって衝動で書きました…!
ユニーク魔法の解釈がイマイチなのでご都合ユニ魔だということで温かい目で見ていただけたら嬉しいです…!!

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この世界がループしていることに気がついたのはいつだったか。
そんな事を忘れてしまうほど、少なくとも、既に数百回はこの日常をすごしている。

何となく既視感があるな…と思い始めてから、ループが何度も繰り返されていくうちにハッキリと認識できるようになっていた。

ループされた世界は、全く同じ出来事が起きるわけでなく、話した内容、その日の行動が少しずつ異なっている。
例えば食べたものとか、一緒に行動を共にした人物、交わした会話等々。
この現象に気がついた当初は友人達に言ってみたものの、冗談として受け取られ、自分だけがこの世界を繰り返しているのだと理解するのにそう時間はかからず。
必ず学園で起こるある事件によって入学式に戻るループが繰り返されている様だが、その事件については毎回記憶にモヤがかかっていて思い出せずにいた。

数百回と繰り返される日常は多少異なっているとはいえ、おかしくなってしまいそうとエースは胸の内で愚痴る。

しかし、今回の世界線は、今までにない展開が起こった。

「オレ、カニちゃんの事が好き!」

エースの両手を握って頬を赤らめる巨体は紛れもないフロイド・リーチ。
バスケ部の先輩で、気分屋だがそれなりに可愛がってくれるフロイドにエースも調子よく絡んでいたのだが。

何度も繰り返した世界でフロイドに告白されたのははじめての事だった。

エースは二度三度瞬きをした後、顔を赤らめることなく言った。

「あ、マジすか。オレもフロイド先輩のこと好きだし、付き合っちゃいます~?」

ただ永遠に繰り返される世界に飽きただけだった。
そんな中一度も起きたことがない日常に興味が湧いた。
そう所謂暇つぶし。
だからエースにはフロイドへの気持ちはこれっぽちもなく。
自分の言葉に煌めいた瞳が眩しくて、エースは目を逸らした。

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