どぶ板選挙は「感触めちゃくちゃいい」
盛り上がる会場の様子に、陣営関係者は自信をのぞかせる。
「徹底的にどぶ板選挙を展開していますが、感触めちゃくちゃいいんですよ。今日だって(自民党支援者たちに)動員をかけずとも、これだけ人が集まっている。ネット上は共産党のみなさんのアンチコメントもあって荒れていますが、街頭の様子は別物ですね」
「荒れる」一因となったのが、この日応援弁士を務めた門議員の行動だ。4月14日、インターネット番組に出演した門議員は、市民による国会前のデモ活動について「ごっこ遊びにしか見えない」と発言し、物議を醸した。また、6月4日の衆議院予算委員会中継で、不可解な“変顔”姿が映りこんでいたこともネットを騒がせた。
門議員の炎上騒動は痛手では――? 前出の陣営関係者に話を向けると、「二人三脚でやらせてもらってますけど、門さんは門さんで、うちはうちですから」と笑顔で返ってきた。
区議時代から大和田氏を支持してきたという75歳男性は、「彼は愚直に区民のことを考えてくれる。お辞儀が深いのもいい」と政治家としての姿勢を評価する。一方、対抗馬の区長経験者二人については、「今の岸本区長は決断力がないし、その前の田中元区長は自分の考えを押しつけて権力を振りかざすタイプだった」と批判した。
大和田氏やその支持者から“決断できない区長”と指摘された岸本氏だが、高円寺駅北口に設けられた同氏の演説会場には100人あまりの聴衆が詰めかけた。女性や若者の姿も多く、応援弁士として20代の区民が代わる代わる演説台に立つ、一風変わった選挙戦を展開していた。
「安心して暮らし続けられる杉並。これが今回の大きなスローガンです。その安心というのはすべての人を包摂するものです。特に立場の弱い人、経済的な基盤の弱い人にこそ歩み寄り、共に支えあうのが行政の一番のミッションだと思っています。いかがでしょうか?」