美輪は「戦争って言葉をなくせばいいんですよ。『大量殺人』でいいんです」
と言い切った。
「『第一次大量殺人』とか、『第二次大量殺人』とすればいいんです。
そして、いじめをなくすにはどうしたらいいか。
いじめという言葉をやめて、『恐喝』『暴行』とするんです。
いじめっ子っていう言葉に代えて『犯罪者』と呼びなさい。
誰だって犯罪者と呼ばれるのイヤでしょう。
万引きという言葉も軽いニュアンスがあるでしょう。『窃盗』『泥棒』でよろしい」と続け、
「兵隊や兵士という言葉も美化してるから、『殺し屋』でけっこう」と結んだ。
~中略~
ー従軍慰安婦をやっていた方と美輪明宏の会話ー
「死んだらいけませんよ。死んだら負けですよ」
と励まし、
「復讐すればいいんです」と付け加えた。
「どうすれば、それができるか」と問う彼女に、美輪は、
「幸せになることですよ」
と答えた。
~中略~
美輪によれば、幣原内閣の憲法改正担当の国務大臣だった松本烝治が、帝国憲法をちょっと手直ししただけのものをマッカーサーに言われて出して、
「お話にならない」
と突き返され、今度は憲法学者の鈴木安蔵たちがつくったものを提出したら、GHQの幹部が、
「日本人ごときに何でこんなにすばらしい憲法ができたんだ」
と舌を巻いたという。
それに男女同権とかの足りない部分を足して日本国憲法ができあがった。
~中略~
美輪は、自民党などが「アメリカの押し付け」というのは、帝国憲法を手直ししただけの政府案をはねつけられたからで、「押し付け」というのはモノ知らずで無礼だ、と怒る。そして、
「日本人がつくったんです。もし日本人がつくってなくても、人間がつくったもので、いいものであれば、何だって食べちゃえばいいんですよ」
と付け加える。
大体、明治の自由民権運動を無視して、「押し付け」というのは事実誤認も甚だしい。
「こんな素晴らしい憲法は世界に類がありません。誇って自慢してればいいんです」
こう胸を張る美輪は、
「日本は『私たちは原爆を持っていないから、あなたたちも原爆持つのおやめなさい』っていう資格がある唯一の国だ」
と主張し、核を持っている国が他国に、
「お前たちはもっちゃいけない」
なんていう資格はない、と訴える。
ー この人たちの日本国憲法/佐高信 より引用
これ以外にも美輪さんの言葉に、ものすごく救われたことがたくさんあります。
美輪さんの言葉はずっと残る。
本当に美輪明宏さん、大好きです。
尊敬し続けます。