ロシアがベラルーシに「参戦」圧力か…兵力は約5万人、ウクライナは阻止図る
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ウクライナへの侵略を続けるロシアが同盟国ベラルーシを巻き込もうと圧力を強めている模様だ。露軍が展開するウクライナ東部・南部から防衛戦力を引き離す狙いがあるとみられる。ウクライナは警戒を強めてベラルーシと接触しており、ロシアとの駆け引きが活発化している。
ベラルーシの国営通信によると、同国のアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は25日、首都ミンスクで露大使らと会談した際、「露側が我々を戦争に引きずり込もうと企てている」と言及。ロシアから圧力がかかっていることを示唆した。
ルカシェンコ氏はウクライナの代表団とも最近ミンスクで面会し、「(ベラルーシが参戦すれば)戦争の性質が変わる」と伝え、同国を挑発しないよう求めたという。ウクライナ側はロシア側に加担しないよう求めた可能性がある。
ロシアによるベラルーシへの圧力を巡っては米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が23日、ウクライナでの戦争拡大や北大西洋条約機構(NATO)加盟国への作戦の足がかりとするため、財政支援停止をちらつかせていると報じた。露側は否定した。
2022年に侵略を始めたロシアは当時、ベラルーシからも部隊を侵入させたが、ベラルーシはその後、侵略には直接関与しない姿勢を示してきた。ロシアの無人機を誘導するためベラルーシ領内に設置された信号中継局もウクライナが撤去を要求した後、稼働を停止したという。
ベラルーシの兵力は約5万人で「参戦の余裕はない」(外交筋)とみられる。米欧とも政治犯の釈放などで関係改善を図っている。
露側は働きかけを続けているようだ。露大統領府によると、プーチン大統領は26日、露北西部の大統領公邸にルカシェンコ氏を招き、経済協力や地域の安全保障を議論したという。ロシア通信によると、27日も協議を続ける予定だ。