「政治をやりたいんだったら女を捨てろ」口汚いヤジに絶句、女性が政治の世界で直面する理不尽とは
先日放送された「上田と女がDEEPに吠える夜」(日本テレビ)2時間SPの中の、「女性政治家のリアル」という企画が、本当に面白かったんです! 衆議院議員の野田聖子氏、参議院議員の辻󠄀元清美氏、蓮舫氏、伊藤孝恵氏の4名が集まり、何十年も政治の世界で生き抜く中で直面してきたリアルを赤裸々に語りました。この4名は政党が違いますが、与野党すら超えて、交流があり仲がいいんだとか。 女性市長が初の産休取得で世論が真っ二つ? 日本では初の女性総理が誕生したとはいえ、まだまだ圧倒的に男性が多い政界。そこで生き抜く女性議員の体験は、想像を絶するものばかりでした。 例えば、国会で内密出産(匿名で出産することを望む母親が特定の人にだけ身元を明かして出産すること)の話をしたときに、「アバズレ女を支援してどうするんだ」というヤジが飛んできたという話には驚きました。 酷いヤジに対しては、蓮舫氏が「いろいろ言われるけど振り返ってその人の名前と選挙区言って『今何言ったの?』って言った瞬間全員黙ります」と言っていて、発言者の名前と発言を国会議事録に残すことが有効な手段とのこと。 国会のヤジって本当に低俗で口汚いものがあるということに私たち国民も慣れてしまっているところがあるんですけど、冷静に考えて選挙で選ばれた人たちがそれを言ってるのってどうなんでしょう? 他にも、セクハラ・票ハラは女性議員が直面する大きな問題。陳情があるといった名目で「今すぐ来ないともう応援してやらない」なんて言われて呼び出され、そこでセクハラをされる。「俺は票を入れてやってんだぞ」ということを盾にされる。さらに、市議会議員などで自宅が事務所になっていたりして名刺などに家の住所が書いてあったらストーカーのようにこられる、という話も。 女性議員が少ないのは女性が政治家になりたがらないからだ、みたいなことを言われたりしますが、こういったハラスメントをなくしていかないとそりゃあ女性議員は増えないよなと思います。次に続く女性たちのため、今回登場した議員たちはセクハラを許さないという姿勢をとっているそう。普段ネットなどで「強い女性たち」「怖い」というイメージを持たれやすい方たちだと思いますが、そりゃこの環境で戦っているんですから、強くならざるをえないよなあと思います。 また一番印象に残ったのが、政治家に非人間的な生活が求められることが常態化していることです。 伊藤氏は「政治の嫌なところ、厳しいところが凝縮されているのが選挙」だといいます。始発から終電まで駅に立つという24時間戦えますかモデルが求められるというのです。それでも、子育て中の伊藤氏は子どもを寝かし付けないといけないから夜8時になったらお母さんに戻りますと宣言したそうです。 野田氏は、最初に選挙に出た40年前、「政治をやりたいんだったら女を捨てろっていうのが応援してくれる人もしない人も共通だった」「結婚するな母になるな妻になるな、そこから始まる」と語ります。 実際伊藤氏は、初当選した時に子どもが1歳と3歳だったことで、国会で後ろの人から「1歳と3歳いるんだろ。母親だったら家で育児しとけよ」というヤジを飛ばされたのだと言います。 はぁぁぁ! もうほんっとうに嫌なヤジ!! 1歳と3歳の子どもがいる男性議員には絶対そんなこと言わないくせに!