米中央軍がイランのミサイルやドローンの保管施設を空爆…貨物船攻撃への報復措置、トランプ氏「停戦合意への愚かな違反」
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【ワシントン=栗山紘尚、テヘラン=吉形祐司】米中央軍は26日、イランが25日にホルムズ海峡で貨物船を攻撃したことへの報復措置として、イランのミサイルや無人機(ドローン)の保管施設などを空爆したと発表した。米国によるイラン攻撃は、軍事行動の終結を明記した覚書の署名後初めてだ。ホルムズ海峡を巡る緊張が再び高まる可能性がある。
米紙ニューヨーク・タイムズは26日、米当局者の話として、米空軍の戦闘機6機がホルムズ海峡周辺などにあるイランの軍事拠点4か所を攻撃し、約1時間半後に終了したと報じた。
空爆に先立ち、米国のトランプ大統領は26日、イランによる貨物船攻撃を「停戦合意への愚かな違反だ」とSNSで批判した。トランプ氏によると、イランが少なくとも4機の無人機を発射し、うち1機が貨物船に直撃した。残りの3機は撃墜したとしている。
中央軍によると、貨物船はシンガポール船籍で、ホルムズ海峡を出ようとした際に攻撃を受けた。中央軍は「イランの危険な行動が航行の自由を損なっている」と非難した。
対イラン交渉の米代表団を率いたバンス副大統領は26日、SNSへの投稿で、「暴力には暴力で応じる」とイラン側に警告した。
米軍による空爆について、イラン国営テレビは27日、軍事筋の話として、ペルシャ湾に面したイラン南部シリクの通信塔が2発の
イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は27日、米軍の空爆に対する反撃として、中東域内の米軍の拠点を攻撃したとする声明を発表した。拠点の具体的な場所には触れていない。
イラン国営テレビによると、軍事筋は、米軍の攻撃に先立ち、ホルムズ海峡を航行中の「規則を順守しない船舶」に対して、イラン側がミサイルなどで数回の警告射撃を行ったことを明らかにした。イランは海峡を通過する船舶に、自国が指定する航路を通るよう求めており、従わない船舶に警告した可能性が高い。